自転車のバトン
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
人生を生きていると、心がすごく暖かくなったりする瞬間に巡り合うことがあります。
昨日もそんな出来事がありました。
我が家には来年から中学生になる娘がいます。
来年からは中学校ヘは自転車通学になるので、自転車に慣れるためにも少し早めに自転車を購入しようという事になりました。
近所のホームセンターの自転車売場に行ったのですが、娘はそこでお気に入り緑色の自転車に出会いました。
でも、よくよく見てみると「中学校の通学車コーナー」にあるのはすべて銀色の自転車。親も分からなかったのですが、中学校の通学用の自転車は銀色(通称銀チャリ)と決められているそうなのです。
それを知った娘は、急に自転車への興味が無くなり「来年は必要になるんだから早めに練習しておけば」と話していたのですが、「まだいいよ」という感じでした。
ある時、娘も息子も幼稚園時代から仲良くしてくださっている、Yさんの家にお邪魔させて頂きました。
今年からYさんの家のYちゃんは一足先に中学生になったので、制服の事、体操服の事、そして、自転車の事いろいろ教えてくださいました。
やっぱり自転車は原則として銀色と決まっている事が分かりました。
Yちゃんが「私の自転車貸してあげるから試しに乗ってみたら?」と娘に貸してくれたのですが、小学校低学年の時以来自転車になっていなかった娘は案の定転んでしましました。
その時、Yちゃんの自転車を倒してしまい、大切な自転車に傷をつけてしまったのではないかと心配してしまいましたが、何とYちゃんは自分の自転車の事よりも娘がケガをしていないか気遣ってくれました。
心にぐっとくるものがあったのですが、Yさんからさらに一つの提案がありました。「新しい自転車買ってから傷つけちゃうと悲しいから、小学校の時に使っていた自転車で良ければこれで練習してみて」と。
そして、Yちゃんが押してきてくれた自転車はなんと緑色の自転車だったのです。
こんな出会いがあるんだなと驚いたと同時に、思い出のこもった自転車を譲って頂けるという事に、申し訳ないやら感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今日は運動会の振り替え休日だった娘。頂いてきた自転車を半日以上乗っていたようです。
Yさん、Yちゃんありがとうございます。
身近なところにYさんYちゃんのような素敵な親子がいらっしゃることが、本当に幸せな事だと思いました。
娘もですが、親である自分も心が豊かに人間になれるように精進していきたいと思います。
いつも息子と2人で言っていたサイクリング、今度は親子3人で出かけてみたいと思います。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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