住宅ショック
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
昨年は住宅業界はウッドショックという、住宅に使う木材が入手できない、あるいは、価格が高騰するといったウッドショックという問題に苦しめられていました。
そのウッドショックから完全に立ち直れていない今、新たに住宅ショックなどという問題が大きくなってきました。
それでなくても、半導体不足の影響により給湯器、パワコン、エアコン、便座、食洗機、浴室暖房乾燥機など、不足しがちな資材の範囲はどんどん広がっています。
こんな状況下で家づくりを、どのタイミングでするかという事、悩まれる方も少なくありません。
これでもかというぐらいに、いろいろな災難が家づくりに影響を与えていますが、ロシアによるウクライナ侵攻がさらなる混乱、価格高騰をもたらしています。
ロシアとウクライナは世界の鋼材輸出量の約11%を占めています。ウクライナ東部の製鉄所が操業を止め、価格を押し上げています。
その結果、基礎工事で使う鉄筋なども値上がりしています。
また、セメント製造で使う石炭もロシアが主な産地です。この影響で生コンの価格も上昇しています。
他にもロシアからはカラマツ、合板などの木材や建材もこれまではたくさん輸入されていたものが、制裁措置により輸入が禁止されました。
これにより、日本国内では再び、木材不足の懸念が高まっています。
テレビなどの報道では住宅価格が上昇し、コロナ前の価格で3000万円の家があったとすると、現在では1から2割程度高くなっていると報道されていました。
3000万円の建物が3300万~3600万と考えるとかなり大きい金額です。
自分で積算している感覚でも、2割はどうでも1割は確実に上がっています。
この発端はロシアへの経済制裁によるものです。
経済制裁は、戦争が終わればいつかは終わるのでしょうけど、難しいのが いつ戦争が終わるかわからないことです。
つまり、価格上昇の影響がどこまで つづくのかわからないという事です。
価格を押し上げる原因の一つとして円安が挙げられます。
円安の原因の一つが 日本の低金利がつづいていることが挙げられます。
要するに、日本にお金を置いておいても、 金利がつかないので、 他の通貨を買いに走るという行動が起きやすいのです。
金利を引き上げれば、 少しは円安に歯止めがかかるかもしれません。
しかし、金利の上昇は利子などもらってうれしい要素もありますが、貸出金利の上昇も引き起こします。
それは住宅ローンの金利も例外ではありません。
ウッドショック、半導体ショック、鉄鋼ショック、ステンレスショックが 続く住宅業界で、 金利を上げるというのは 本当に家を建てれる人が激減しそうです。
そう考えると、この状態では金利を上げる判断は 難しいかもしれません。
35年支払う住宅ローンの金利が上がるほうが トータルコストの影響は 大きいです。
これはライフプランを作って家計のキャッシュフローを見てみると良く分かります。
住宅のイニシャルコストが上昇するよりも、金利上昇幅など場合によっては、より影響が大になる事も考えられます。
人の生涯には、様々なお金が必要となりますが、中でも、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」は人生の三大支出と言われています。
家を建てることは住宅ローンを買う事とも言われています。
戦争の終わりタイミングなど、将来の予測が付きにくい時代だからこそ、家づくりは早めに始めることが得策かもしれません。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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