年々暑さが厳しくなる夏の建て方の進め方を模索する
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
現場で行う大工さんの作業の中に「建て方」と呼ばれるものがあります。
「建て方」とは柱を建て、梁や桁などの構造材を組んでいき建物の構造を組み立てていく作業の事を指します。
これまでの建て方の行い方は、担当する棟梁となる大工さんの他にも、たくさんの大工さんの手を借りて、クレーン車もお願いし、一日、もしくは二日ぐらいで上棟させるという、短期集中型で行ってきました。
ところが、近年夏の気候が年々厳しさを増し、酷暑と呼ばれる日がどんどん多くなっています。
大工さんと話していると、このような暑さの中では現実的に最長で1時間の作業が限度、これが現実の様です。
もちろん、ファン付きの作業服を着用してもです。
工期が許すのであれば、本来、暑い季節には建て方などを避ければよいのかもしれませんが、なかなかそうも言っていられない現実もあります。
そんな中、試しにやってみようと始めたのが、建て方を数日に分けて行うという事です。
先ほどもお話しましたが、これまでは一日か二日の短期決戦だった建て方ですが、数日に分けて行うのです。
さすがに最後の屋根を作る工程の時は、断熱材の施工や小屋組、野地など時間勝負のまた工数が多い作業になるので、以前の様に大工さんのお手伝いをお願いしてマンパワーを確保しなくてはなりませんが、休みを多くとりながら行っても時間的に余裕が生まれるのではと思います。
木造住宅でも大型パネル化などで、現場での施工時間の短縮、そして、省力化を図り職人不足に対応しようとする動きもあります。
それだけでなく、これまでの仕事の進め方や常識を打破してより安全な作業環境を模索するのも、今後ますます重要になってくるのかもしれません。
今日は、大田原市内で施工中の長期優良住宅の建て方の最後の作業のはずだったのですが、台風の影響が予想され、雨や風で安全な作業環境が確保できないと判断されたため、明日に順延となりました。
明日は明日で猛烈な暑さになりそうなので、特に高温に対しての安全に留意しながら、安全に作業を進めて無事に上棟させたいと思います。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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