いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

昨日は栃木SW会の定例会が開催されました。
昨日は、委員会活動がプログラムのメインだったのですが、性能向上委員である斎藤は冬の温湿度の実測分析パートを担当させて頂きました。

高気密高断熱住宅、パッシブデザインでの家づくりは家が完成し、住まい手の方が生活し始まってからの室温や湿度の実測が大切になります。
データを分析する事で、住まい手の方への暮らし方のアドバイスや、設計に対するフィードバックなどたくさんの情報が得られます。

24時間、365日連続暖冷房するという暮らし方ではなく、間歇暖冷房（在宅時のみ、起居時のみ暖冷房運転をする）方式の方は、「プライバシーの侵害だ」と言われそうですが、室温の変化から生活パターンが見えてきます。
その上で、省エネや健康・快適と言った視点から様々なアドバイスをさせて頂く事ができるのです。

実測は、設計へのフィードバックと言う意味でもとても重要になります。
目標室温と実測値の関係で、目標に届いていた、あるいは、届いていなかったという事実に対して、その理由を考察する事は、今後の設計にとても有益な情報となり、改善点を探るための重要な手がかりとなります。
その積み重ねで、皆様にご提供できる家のレベルがどんどん向上していくのです。

ですので、以前に建てさせて頂いたオーナー様には申し訳ないと思うのですが、日々、仕様もバージョンアップしているんです。

HEAT20もなぜかUa値のみがクローズアップされていますが、実は目標となる室温を実現するための要素の1つとしてUa値のある程度の指標があります。
たまたま昨日の事例の中でHEAT20の住宅シナリオに近い間欠暖冷房の住まい方をしていらっしゃる住まい手の方がいらっしゃったのですが、Ua値事情主義と言う意味ではなく、きちんとした設計をしてHEAT20のUa値での設計であれば「ちゃんとHEAT20の目標室温を達成するんだなと」あらためて思いました。

斎藤はお仕事の都合などで、在宅時間の少ない、暖冷房時間が極端に少ないオーナー様の、言わば家の素の性能に近いデータを取得しました。
かなりマニアックな？データが取れましたので、斎藤と打ち合わせの予定のあるお客様は、「あの時のブログのデータ見せてください」とお声かけ下さい（笑）

このブログを書いた人
　斎藤賢一
家族…………..妻、娘（小学生）、息子（小学生）、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具（ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル）、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車（クロスバイク）、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン（一応演奏します）
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準１級・２級建築士・福祉住環境コーディネーター２級・第１種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本　、栃木よみうり　

小さなエネルギーで豊かな暮らしを～普段の生活を一番の幸せに

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