北海道へ研修に
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
3日ぶりのブログの投稿となりましたが、昨日まで、5日、6日と北海道に学びに行っておりました。
今回の北海道研修ツアーをアテンドして下さったのは、北海道で素敵な家づくりをされている、山本亜耕さんでした。
山本亜耕さんのお名前は、高断熱住宅を学んでいる方や、建築知識ビルダーズでも連載をされていらっしゃるので、名前をご存じ方もいらっしゃるかもしれません。
研修1日目は山本亜耕さんが手がけた家、2物件と、旧荒谷邸(現:タギ邸)をご案内頂きました。
1件目の見学は「桂岡の家」。
この家は、性能改善改修を施した物件で250㎜の断熱改修と耐震改修を行った家です。
性能改善改修の方法はいろいろありますが、亜耕さんのお話を伺っているととにかく、古い家へのリスペクト、思い出や良いものは残すという愛にあふれた方だなと思いました。それを実現するための技術の開発は、目からウロコのオンパレードでした。
産廃処理の量まで緻密に計算され、いかに、お客様の負担を軽減するかというところまで徹底的に考えられていました。
2件目の見学は新築の「桂岡の家Ⅱ」。
300㎜で断熱されたい家ですが、性能はさることながら、お施主様とお話していると土地を探していた時の苦労話から、希望に対する希望の亜耕さん流の愛のある解決の仕方など、お話を伺いながら感動すら覚えました。
3件目の見学は、旧荒谷邸(現:タギ邸)。
この家が建てられたのは1970年代。私、斎藤と同じ年代です。
時代的にはオイルショックの時代です。
今でも通じる断熱性能はもちろんの事、ブロック造を生かした蓄熱性能、吸放湿性能、全館暖房、太陽熱給湯、日射取得、特別にデザインされた日射遮蔽のための庇、書ききれないくらい沢山の工夫がそこにはありました。
当時、日本になかったトリプルガラスは手作り、断熱ドアは代わりに2重扉。荒谷先生の工夫が随所に散りばめられています。
築年数もそれなりに深い旧荒谷邸ですが、これまで見てきた家と比べて、朽ち果てている、劣化しているという感じは全くせず、内装も素敵に経年変化しており、現在でもそのまま通用してしまいそうな、佇まいでした。
100坪の家、たった5KWのボイラーで全館暖房が実現されています。
(カセットコンロ1台が3.5KWくらいなので、いかに小さな熱源であるという事がお分かりいただけると思います。)
現在お住まいになっている、荒谷先生のお弟子さんであるタギさんにご案内頂きましたが、感動すら覚えました。
北海道だけでなく、日本の断熱の原点となる旧荒谷邸。省エネ住宅に関わる者、家づくりに関わる者は一度は訪れるべき建物であると改めて思いました。
正直まだ頭が整理できておりませんが、荒谷先生の本を読みなおしたりして、断熱住宅の本質を自分なりに整理していこうと思います。
このような素敵な機会と気づきを下さった山本亜耕さん、お施主様、タギさんには感謝申し上げます。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに
私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
斎藤建設へのお問い合わせ&資料請求はこちらから。
那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。