気候変動は目の前の当たり前の生活が奪われるそうです
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
先日、こんな事を聞きました。
那須塩原市のとある地区にある梨を栽培している農家さんの話だったのですが、今年の梨は全滅だそうです。
春先の気温が高く成長が早かったところに、ゴールデンウィーク前の4月下旬に遅霜が降り、花芽がダメージを受けてしまったとの事でした。
逆に気温が一気に上がる展開でなく、成長が遅ければ多少の遅霜があっても、ここまでの被害にはならなかったそうです。
皆さんは気候変動と聞くと何を思い浮かべますでしょうか。
「絶滅していく動植物」「氷が薄くなって困っているシロクマさん」「自然を守りたい」
こういった話になりがちなのですが実はそうではなくて、農作物に影響が出ることによって食糧の生産に影響が出てくることになります。
お米、野菜、果物はもちろんですが、動物たちの飼料も農作物ですから、牛乳(乳製品)、卵、肉などありとあらゆるものに影響が出てきます。
どこの国に住む人間も重要なのは食糧です。
全世界の食糧生産が気候変動などの影響によって減少した場合、少ない食糧を奪い合う争い事、つまり戦争が多く発生するようになるといわれています。
私たちが気候変動に取り組まなかったとした場合、 真っ先に失うのは「自然」ではなくて「平和」という事になります。
5月には、防衛省で「 気候変動が安全保障に与える影響を議論」というニュースが流れて居ました。
NHKのニュースサイトの記述を引用させて頂くと、「温暖化で海面が上昇すると陸地が減少し、領土や資源をめぐる争いが活発化するおそれがあり、地域の安定にも影響が出かねない」「国内では記録的な大雨などの災害の激甚化で自衛隊の災害派遣が頻発し、訓練の実施にも影響が出ているとして、防衛力の低下を招かないための対応策を検討」とありました。
このニュースを見て、気候変動の影響は想像できないレベルのところでも発生するんだなと、改めて深刻さを感じてしまいました。
先ほども書きましたが、私たちが気候変動に取り組まなかったとした場合、 真っ先に失うのは「自然」ではなくて「平和」という事なんですね。
だから気候変動に対して関心があってもなくても、「無関係」でいられる人はいません。
コロナ禍で浮き彫りになりましたが、当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなりました
今、私たちの目の前にある当たり前の生活は、実は当たり前でもなんでもなくとても脆いものなんですね。
自分自身、そのことを忘れないように生活し行動していかなければならなと、あらためて思いました。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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