基本に戻って構造の本を開く
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
普段の業務の中で、構造、温熱の計算や検討にはCADのソフトを使っています。
以前は外皮計算もExcelベースのツールを使っていましたが、CADを使うようになってからは短時間で計算結果を得られるようになりましたし、特に構造なんかはCADを使うと大幅な時間短縮になります。
そんな便利なCADですが、日常的に使っていると大切なことを見落としそうになることがあります。
特に構造の時ですが、計算をしながらNGの個所を消しすべてOKにしていく感じで使っていくのですが、目的が「NGを消す」になってしまっているなと感じることがあります。
本来は、お施主様の大切な家を構造的に安定している設計をすることが一番の目的で、それを実現するためいろいろな事を考えることで結果的にNGを消すという事になるのが本来の流れです。
この本質的な事を忘れてしまうと「NGを消すための方法論」に走りがちです。
昨日のお客様との打ち合わせの中で、お客様は大金と意味人生をかけて家づくりをしていることを、改めて感じました。
当たり前なのですが、NGを消すため、またはNGを消す方法が大切なのではなく、いざというときでも安心して暮らせる家をお施主様のために設計するという気持ちを忘れないようにすることが第一であることを、お施主様との打ち合わせがきっかけで、思い出させて頂く事が出来ました。
今日は午前午後とお客様と打ち合わせをさせて頂き、ちょっと気になった事、疑問に思った事が沸いてきたので、夕方から構造の本を引っ張り出して目を通しています。
やっぱり本は基本中の基本だなと改めて感じています。
基本を思い出すためにも、本を開くことは大切な事ですね。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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