いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

今日は家を建てるなら押さえておきたい、住宅ローン減税についてお話したいと思います。
いわゆる「住宅ローン控除」は正しくは「住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除」と言います。

・住宅ローン控除とは

国内で借入金により居住用家屋を取得した場合、その借入金に一定割合を乗じた金額を税額控除できる制度です。

・２０２１年住宅ローン控除の改正点

新型コロナウイルス感染症の影響により、先行きが不透明であることなどから、住宅取得の環境が厳しさを増しています。
この内需の柱ともいえる住宅投資に対する国のさまざまな支援策の一つが「住宅ローン控除」です。
令和3年度税制改正では、住宅ローン控除期間13年の特例が延長されるとともに床面積要件が緩和※されました。

※40㎡以上50㎡未満でも利用可。ただし、所得要件あります。

住宅ローン控除のイメージは以下の通りです。

1年目～10年目まで：年末ローン残高の１％
11年目以降：①年末ローン残高の１％　②建物購入価格×２％÷３、①か②のいずれか低いほう

13年間の住宅ローン控除適用を受けるためには、以下のような契約期間や居住開始期限があります。

・その他の制度も要件緩和

住宅取得に対して、要件が緩和された制度があります。こちらではその内容についてざっと触れさせていただきます。

①直系尊属から住宅取得資金等の贈与を受けた場合の贈与税の非課税要件緩和等

いきなり難しい直系専属などと言う難しい言葉が出てきてしまいましたね。
直系尊属とは、父母・祖父母など自分より前の世代で、直通する系統の親族のことを指します。養父母も含まれます。叔父・叔母、配偶者の父母・祖父母は含まれませんのでご注意ください。

直系尊属から住宅取得資金の贈与を受けた場合の非課税措置について、2021(令和3)年4月から非課税限度額が引き下げられる予定でした。令和3年度税制改正により、2021(令和3)年12月までの取得契約等の場合は、一般住宅1000万円・優良住宅1500万円(消費税率10％で取得)等の非課税限度額が2021(令和3)年12月まで継続することとなりました。

②すまい給付金の床面積要件も40㎡以上に

すまい給付金についても住宅ローン減税と同じ時期の契約・居住開始の場合、床面積要件が50㎡から40㎡上に緩和されます。

・「どこの土地でどんな暮らしがしたいのか」を大切に

これまで住宅ローン控除の主な改正点について見てきましたが、減税の制度や緩和措置だけでなく、住宅取得には慎重な判断が求められます。
間もなく9月入ろうとしている今、「9月中に契約すれば13年間住宅ローン減税が受けられます。だから、急いで契約した方が良いですよ」的な広告が増えてきます。
住宅取得をする際は、当然ながら住宅ローン控除などの税制だけではなく、「どこの土地でどんな暮らしがしたいのか」、豊か暮らしをするためには「どのくらいの建物の性能やが必要なのか」などなど、計画や検討をしなくてはいけないことがたくさんあります。
3年分の住宅ローン控除だけに目をとらわれることなく、焦らず慎重な判断をしましょう。

また、税制や住宅資金計画で迷っている方は、お近くのファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか？
ファイナンシャルプランナーには、国家資格の1級FP技能士や国際ライセンスのCFP認定者（どちらも最上位資格）などがいます。ご自分にあったファイナンシャルプランナーを探してみてください。

ご紹介もできますので、是非、ご相談くださいね。

このブログを書いた人
　斎藤賢一
家族…………..妻、娘（小学生）、息子（小学生）、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具（ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル）、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車（クロスバイク）、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン（一応演奏します）
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準１級・２級建築士・福祉住環境コーディネーター２級・第１種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本　、栃木よみうり　

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