こどもみらい住宅支援事業
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
令和3年度補正予算案が閣議決定されました。
家づくりをするかたにとっては、目玉となる政策になると思うのが、国土交通省によって創設される予定の「こどもみらい住宅支援事業」です。
この制度では、子育てをしている世帯の方、若いご夫婦に対して、省エネ性能の高い家の新築住宅、既存の住宅に対して省エネ改修をしたりする際に補助金が交付される制度です。
これから家づくりをしようとする方、そしてリフォームを検討している方は方には要チェックです。
「こどもみらい住宅支援事業」は子育て世代の住居費負担の支援強化や住宅分野の脱炭素化の強力な推進を目的としています。
補助の対象
1.注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入 リフォーム
子育て世帯や若者夫婦世帯が取得する一定の性能(高い省エネ性能)を満たす住宅を新築もしくは購入した場合に補助されます。
子育て世帯とは、18歳未満のお子様がいらっしゃる世帯、若者夫婦世帯とは、夫婦のいずれかが39歳以下の世帯の事を言います。
新築場所や購入しようとしている住宅が土砂災害防止法※3に基づく土砂災害特別警戒区域に立地する場合は補助の対象にはなりませんので注意が必要です。
2.リフォーム
リフォームの場合は、世帯を問わず対象工事(断熱改修や省エネ設備への交換など)を実施するリフォームする場合に補助がされます。
既存住宅の場合は幅広い年代の方が住んでいらっしゃるので、断熱改修や省エネ設備への交換など省エネリフォームを推進させるという狙いがあるのだと思います。
補助の対象期間
注文住宅の新築
工事請負契約 令和3年11月26日から令和4年10月31日までに締結
建築着工 事業者登録を行った後、令和4年10月31日までに着工
新築分譲住宅の購入
建築着工 事業者登録を行った後、令和4年10月31日までに着工
売買契約 令和3年11月26日から令和4年10月31日までに締結
リフォーム
工事請負契約 令和3年11月26日から令和4年10月31日までに締結
工事の実施 事業者登録を行った後に着工し、令和4年10月31日までに完成
対象住宅の性能と補助額
1.新築の注文住宅と新築分譲住宅の購入
✔ 次の①~③のいずれかに該当する住宅を対象とします。
✔ いずれも、住戸の延べ面積が50㎡以上(床面積は、壁その他の区画の中心線で囲まれた 部分の水平投影面積(吹き抜け、バルコニー及びメーターボックスの部分を除く。)により算定。なお、住戸内に階段が存在する場合、階段下のトイレ及び収納等の面積を含める。 以下同じ。)の住宅に限ります。
✔ 次の①~③のいずれかに該当することについて、建築士による説明書や登録住宅性能評価機関等の第三者機関による証明書等が必要となります。
対象住宅・補助額
①ZEH、 Nearly ZEH、 ZEH Ready 又は ZEH Oriented 1,000,000円/戸
②高い省エネ性能等を有する住宅(認定長期優良住宅、認定低炭素建築物、性能向上計画認定住宅) 800,000円/戸
③一定の省エネ性能を有する住宅(断熱等級4かつ一次エネ等級4以上を満たす住宅) 600,000円/戸
住宅に求められる性能については、新築住宅については高い省エネ性が条件となっていて、高いレベルの省エネ性能を有している住宅ほど、補助金の額が大きくなっています。
2.リフォーム
✔ 次の①~⑧に該当するリフォーム工事等を対象とします。ただし、次の①~③のいずれかは必須となります。
✔ 1申請当たりの合計補助額が5万円未満の場合は申請できません。
✔ 申請する際には、対象工事に関する証明書等が必要になります。
✔ 1戸当たりの補助額上限が設定されています。
対象工事
①~③はいずれか必須
①開口部の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③エコ住宅設備の設置 (太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、 節水水栓)
一部任意
④子育て対応改修
(ⅰ)家事負担の軽減に資する設備を設置する工事(ビルトイン食洗機、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、宅配ボックス)
(ⅱ)防犯性の向上に資する開口部の改修工事
(ⅲ)生活騒音への配慮に資する開口部の改修工事
(ⅳ)キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事
⑤耐震改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
補助額
リフォーム工事内容に応じて定める額 上限30万円/戸
子育て世帯・若者夫婦世帯 上限45万円/戸(既存住宅購入を伴う場合は60万円/戸)
リフォームで必須となる省エネ改修とは、「窓まわりの断熱改修(窓ガラスを複層ガラスにする、内窓を付ける、窓自体を交換する等)」、「建物の外壁、屋根・天井、床の断熱改修」、「エコ住宅設備の設置(太陽熱利用システム、高効率給湯器等)」のいずれかの工事を行うこととされています。
また、大きな窓のガラスの交換で1枚当たり8000円、高効率給湯器の設置で1戸当たり2万4000円、外壁の断熱改修で1戸当たり10万2000円など、それぞれに補助額が定められています。
実施した工事の補助額を合計した額の上限が30万円などとなっているので、必ず上限額までもらえるわけではない事に注意が必要です。
スケジュール
事業者登録 令和4年1月中旬~遅くとも令和4年10月31日(予定)
申請期間 令和4年3月頃~遅くとも令和4年10月31日(予定)
完了報告 戸建住宅 令和5年5月31日
共同住宅等10階以下 令和6年2月15日
共同住宅等11階以上 令和6年12月31日
「こどもみらい住宅支援事業」は、現時点では変更されたりする可能性も考えられますが、すでに補助の対象となる契約期間になっています。
家を新築しようとしている、購入しようとしている、自宅のリフォーム、中古住宅の購入そしてその中古住宅をリフォームする予定のある人は、しっかり情報を入手して、今のうちから検討しておいてくださいね。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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