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春よ来い

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

2022年に入りあっという間に1月も終了して、今日から2月となりました。
日も伸びて、日差しの雰囲気もどんどん明るくなってきているのを感じますが、早く暖かくなってほしいものです。

昨日のブログでウレタン断熱材の供給に関してお知らせいたしましたが、今は有事なんだなという事をつくづくと感じさせられます。
木材に始まり、給湯器、パワコン、トイレ、合板、ありとあらゆる建築資材が不足しています。
家づくりで使うものはどれか一つでも欠けたら、工事を進めていく事が出来ないので、世界的な物流が早く正常化する事を願うばかりです。

思えば東日本大震災の後にも、多くのが不足していたのを思い出します。
沿岸部に立地している工場の多くが津波で被災したり、原発事故の警戒エリアに入ってしまったり、電力不足だったりとあの時はいろいろなものが不足していました。
被災した工場には原料を作っている工場も含まれていましたから、原料が供給されなければモノを作れません。
必死に原料を確保できたとしても、今度は電力不足で工場が稼働させられず、まさに負のスパイラルでした。
接着剤が作れないから、下地用の合板も作れない、そんな感じでした。

実は、断熱材不足は今に始まった事ではなく、東日本大震災の前年ぐらいからグラスウールが不足するという事態が起きていました。
それが、東日本大震災により生産拠点の被災により一気に悪化していきました。
当然グラスウールが無いので、ウレタン、XPSやEPSなどのポリスチレン系などの、いわゆる石油系断熱材も品薄となりました。
当時は斎藤建設でもグラスウールを使って、断熱気密工事を行っていましたので断熱材の確保には本当に苦労しました。

最近このような有事の時に大切だなと思う事は、基礎をしっかり学んでおくという事です。
例えば、とある断熱材が不足して、違う断熱材に切り替えて施工しましょうとなった時、断熱材の物質的特性、断熱と気密の基本的な知識と設計力を持っていれば、混乱なく対応する事が出来るからです。

実際、グラスウールが不足した時も、代わりにXPSの断熱材を使いましたが、勉強したてではありましたが、幸い知識があったので、同じ性能を担保する時の厚みなどの仕様の検討、防湿気密の施工方法など、検討する事が出来ました。
何より、現場の大工さん達も施工のツボの基礎知識を持っていたので、心強かったのを覚えています。
基礎知識は応用力の源であると、つくづく思い知らされました。

化学製品系の断熱材が入手困難になったとして、壁や天井にはGWを用いても基礎で断熱する場合は、やはり、化学製品系のボード状の断熱材に頼らざるを得ません。
心配は尽きないですが、早く混乱が収まって、一日でも早く春が来ると良いなと思います。
どんな状況でも「ドンと任せてください」と今よりも自信をもって言えるようにするためにも、職人さん、協力業者さん達と共に勉強して、いまよりも成長していきたいと思います。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。

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