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アウトリビングのある家~外壁の板張り

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

那須塩原市下厚崎地内で家づくりを行わせて頂いている、平屋のZEHの「アウトリビングのある平屋の家」、板張り部分の外壁工事が行われました。
この猛暑の中の作業でしたので、大工さんは本当に大変な気温の中での作業になってしまいました。
それでも、日の回りを考えながら、日陰になるように一日の作業スケジュールを考える辺りは、さすがにベテランの大工さんだなと思いました。

外壁に使うのは杉の赤身材です。
杉の木は「赤身」と呼ばれている部分と「白身」と呼ばれている部分に分かれています。読んで字のごとく赤身は赤っぽい色、白身は白っぽい色をしています。
木のどの部分か言うと、木の中芯に近く色が濃い部分が赤身、赤身の外側で色が薄い部分が白身(辺材:へんざい)です。
赤身は心材、白身は辺材などと呼ばれています。木の割合からいうと、心材は70%、辺材は30%を占めます。
赤身の細胞はすでに活動を終えているので、水分の通り道(昔、理科の時間に道管と習いましたね)も閉鎖されています。そのため、乾燥してしまえば水分を吸湿しにくく水に強い性質を持ちます。また、白身から成長して赤身に変わる時に虫やカビから身を守る成分が貯えられるので、赤身はカビにも強くなります。
こんな強い特徴を持つ赤身材は、古くから神社やお寺の建築にも使われてきました。
ですので外装材に使うのは、必ず杉の赤身材を使っています。

製材工場から工場に材料が納品されると、大工さんが一枚一枚の板の癖など状態を見ながら加工していきます。
加工が終わるとウッドロングエコと言う木材保護材を塗ってようやく外壁材として使えるようになります。

張る作業が進んでいくと、とても良い雰囲気になってきました。
色もウッドリングエコを塗装した直後はグレーっぽい色をしていますが、この後どんどん色が変化していきます。
この変化も、楽しめるのが杉の外壁の良いところです。


建物の中では塗装工事が進められています。
塗装工事が終わると、いよいよ内装工事が始まります。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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