いざという時の避難所に入れない?
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家を造っている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
先日、自治会の班長会議が開催されたので出席してきました。
会議のテーマは防災です。
今年は自治会の班長になっているのですが、災害が発生した際には班長が班の方の安否確認や避難所への誘導、案内、自治会長への報告などの役割を担うので、大切な会議です。
この中で知った驚愕の事実が、地域の避難所となっている小学校の避難者の収容人数等です。
当該小学校に避難する対象のエリアの人口は、ざっと計算して約4000人います。
それに対して小学校の避難所の避難者の収容人数は248人。人口の6%の人しか避難所に入れない事になります。
備蓄されている毛布は10枚、簡易トイレは2台、毛布は後に赤十字社から100枚納入納入されるそうですがそれでも110枚、半分以上の方は毛布が支給されない状況となります。
「避難場所は家が全壊した人を優先すべき」という事が会議資料に盛り込まれていましたが、避難所の主要人数を検討すると致し方ない事と思えますが、家造りと言う仕事に関わっちる人間として、震災建築物応急危険度判定士としては、正直素直には受け入れられません。
何故なら、1度目の地震で耐えてもその損傷により、2回目の地震で家が地震に耐えられる保証が無いことは、これまでの大地震で明らかになったからです。
結局、自分の身を守るときこれまでの災害から自助70%、共助20%、公助10%と言われているように、自分の身は自分でしか守れないことが分かっています。
公助の部分にしても自治体、警察、消防など誰かが助けてくれると漠然と考えてしまいがちですが、自治体の人、警察の人、消防の人、みんな同じ地域に暮らす同じ被災者であることを忘れてはならないと思います。
そして、道路やインフラが破損していれば、十分かつ迅速な援助、救助は期待できないのが現実です
共助も同じです。隣近所で助け合ったり、お年寄りやお子さん等、弱者を守るのはもちろん大切な事ですが、現実にはみんな同じ地域に暮らす同じ被災者であることから、なかなか機能しないのが現実です。
それが自助が70%と言う数字に表れているのだと思います。
人は塩と水で一週間生きられると言われています。
水は1人1日22リットル必要とされています。
支援の手が差し伸べられるまで1~2週間かかる事もあります。ですので最低1~2週間生き延びられるだけの食料の確保も必要です。
停電対策として乾電池の備蓄、充電器、発電機等々の備え。
簡易トイレやかぶせるシートなどのトイレ対策。
衣類寝具雨具などの季節天候対策・・・
大掃除のこの時期、そして、能登半島地震から間もなく1年のこの時期に、もう一度ご自宅の防災の備えも点検して頂ければと思います。
これから家づくりをする方、那須塩原や那須に家づくりをして移住をする方は絶対に災害対策として高断熱、高耐震(耐震等級3)、太陽光(できれば蓄電池も)これらは必須として頂ければと思います。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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