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森と家を結ぶ会の総会に出席してきました


いつもご覧いただきありがとうございます。那須塩原市の工務店、斎藤建設です。

斎藤建設は特定非営利活動法人「森と家を結ぶ会」の賛助会員として活動させていただいています。昨日は森と家を結ぶ会の年に一度の通常総会が開かれ、出席してきました。
「森と家を結ぶ会」は主に工務店さんで構成された会で、地元の良質な木材の素晴らしさを知っていただき、地元の良質な木材を使った家づくりをし、文字通り「森と家を結ぶ」活動をしています。

今日は日本の森林の状況と「森と家を結ぶ会」の活動に関してご案内させていただきます。

1.日本の森林が抱える問題
戦後の拡大造林政策によって造林された人工林の樹木が成長して伐採期を迎えています。しかし、木材の需要減少や、輸入材の増加などによって伐っても資源としての価値が低くなるため、その多くが手をつけられない状況です。二酸化炭素の吸収量は樹齢50~60年でピークとなり、100年を超えるとその機能はほとんど無くなると言われています。このままでは二酸化炭素を吸収しない樹木ばかりの森林になってしまうのです。十分に成長した樹木は資源として活用し、新たに植林した若い木を育てて二酸化炭素の吸収量を増やす必要があります。資源が豊富にありながら30%(※)を割り込んでいる木材自給率を上げる努力が求められています。

2.森林の荒廃
森林が様々な機能を発揮するためには樹木が成長しやすい環境を整える必要があります。「下草刈り」「枝打ち」「間伐」などの作業がそれに当りますが、木材価格の低迷などで管理コストが回収できず、また、林業就業者の減少や少子高齢化などによって管理の行き届かない荒れた森林が増加しています。荒れた森林では樹木は密集しているため十分に育たず、風雪によって倒木などの被害を受けやすくなります。また、光が地表に差し込まないことで草が生えなくなるので雨によって地面が侵食され、土砂災害が起きやすくなります。さらには豊富な貯水効果も機能しないことで一気に河川に水が流れ込み、下流域で洪水などの被害が発生してしまいます。

3.私達が目指すこと
このような森の状況を踏まえ、私達は①木材の利用を促進し②森林循環を良くし③森林の育成に努めるべく活動しています。

堅苦しいことを書いてしまいましたが、森と家を結ぶ会では春の「八溝杉植林体験会」、秋の「八溝杉の伐採現場見学会」など楽しいイベントも行っています。このようなイベントを通じて皆さんも私達と一緒に森林を育てていきましょう!!

今年で11年目を迎える「森と家を結ぶ会」、僭越ながら斎藤は副理事長を拝命いたしました。微力ながら「森と家を結ぶ会」の発展と「森林を育てる活動」により一層の情熱を注いで活動していきたいと思います。

森と家を結ぶ会のホームページ
http://moritoie.com/

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