Vol.3 リフォームする時にはエリア断熱改修もセットで
いつもご覧いただきありがとうございます。那須塩原市の工務店、斎藤建設です。
リフォームと聞くと、間取りの変更や、内装、キッチン、お風呂、トイレを新しくするということを思い浮かべる方が多いかもしれません。
先日のブログで、栃木県は栃木県の冬季死亡率の上昇が日本一と書きましたが、実はこの原因は室内の温度差によるヒートショックが原因であると言われています。
温度差を解消するためには家の断熱を強化する断熱改修工事を行えば良いのですが、なかな家全体の断熱改修はコストの面や家で生活しながらの改修工事だと難しいのが現状だと思います。
そこでご紹介したいのがエリア断熱改修です。エリア断熱改修とは、台所、トイレ、脱衣室、お風呂などの小さなエリアに区切って断熱改修工事を行うことです。
ヒートショックの事故が起きやすいのは脱衣室、お風呂、トイレが多いので、これらのエリアの断熱改修を行って、温度が下がりすぎないようにしたり、簡易的な暖房でも暖まりやすくすることはヒートショックの防止のためにもとても有効です。台所の断熱改修をすれば台所仕事の負担も軽減できます。
先日、行ったキッチンリーフォームの時に行った断熱改修工事をちょっとだけご紹介させていただきます。
左側の写真はリフォーム前の写真。キッチンは北面に面しているので冬の北風が強い時は、隙間風を感じて寒い思いをしながら、台所仕事をなさっていました。壁を開けてみると、断熱材は入っていましたが、気密のための施工はされておりませんでした。
今回のリフォームにあたって、高性能グラスウールで断熱を強化し、気密シートで気密を取りました。サッシもLow-eガラスの断熱サッシに交換しています。
リフォーム後のキッチン。セラミックトップのシステムキッチンが入って見た目もかっこよくなりましたが、奥様の感想をお聞きすると、リフォーム前と比べて隙間風も感じなくなり、寒さが和らいだとのことでした。
内装や水まわりのリフォームをする時が断熱改修のチャンスです。少しでも健康、安全、快適な暮らしに近づけるためにも、エリア断熱改修を検討してみてください。