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快適な空間を目指したリフォーム⑦(なぜ足元が寒くなるのか?)

いつもご覧いただきありがとうございます。那須塩原市の工務店、斎藤建設です。



矢板市のS様邸のキッチンリフォーム工事、無事にすべての工事が完了しました。
工事中は何かとご不便をお掛け致しましたが、新しいキッチンをようやく使い始める事ができました。奥様にはようやくいつもの場所で台所仕事をして頂く事ができます。

今回のリフォームのポイントは、使い勝手の向上と、冬場の台所仕事における負担軽減です。
使い勝手の向上としては、冷蔵庫や電子レンジなどの調理家電がキッチンから遠いところに設置されていたため、作業効率の面でかなり非効率な面がありました。
ダイニングキッチンが階段の下に設置されているので、配置的な制約はありましたが、もともとある収納を利用するなどして、近くに持ってくることができました。
これにより台所仕事中の移動距離が減り、だいぶ効率的に台所作業を行って頂く事が出来るのではと思います。

冬場の台所仕事の負担軽減という点では、今までは台所に立つ位置のすぐそばでファンヒータを焚かないと寒くて台所仕事ができないほどの寒さだったそうです。
サッシが単板ガラスのアルミサッシ、断熱材が全く入っていない無断熱というのが主な原因ですが、解体してみてわかったのは、外が見えたり、指が入ったりというレベルで気密性の確保が全くなされていないのも、寒さのかなり大きな要因になっていました。
床の気密が低いと、暖房をすることによって足元がさらに寒くなるという悪循環が生じます。空気は温められると上に上がっていきます。熱気球が浮く原理と一緒です。
温められた空気が上に上がっていくと適切な気密を取っていないと、天井付近の隙間から暖かい空気がどんどん外に出ていきます。逆に足元では出て行った分足元の隙間から冷たい空気がどんどん入ってきてしまいます。これが足元が寒いメカニズムなのです。

今回は壁や床下に断熱材を施工する際に徹底的に通気止めを施しました。これによりかなり冬場の台所仕事の辛さがかなり軽減されるのではないかと思います。

S様の奥様からは「冷蔵庫が近くなって台所仕事がかなり楽になりました」と、嬉しい感想を頂いておりますが、冬になったら今回の断熱リフォームによる冬の使い心地の変化の感想なども、このブログで報告させて頂きたいと思います。

Beforeの写真と比べると大分雰囲気も変わりました。

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