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エアコンの連続運転はお得?

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

家づくりの基礎知識を皆さんにお伝えする「家づくり教室」の9回目。
テレビでもエアコンは「つけっぱなし」の方がお得?という特集が組まれることも多く、興味のある方もいらっしゃるかもしれません。
お得という説と、お得じゃないという説があったりして、結局どちらがいいのか迷ってしまいますよね。
今日はエアコンの連続運転はお得か?というテーマでお話をさせて頂きたいと思います。

エアコンの運転方法

エアコンの運転方法について最初に確認しておきましょう。
朝起きたらエアコンをつける、外出時はエアコンを止める。帰ってきたらエアコンをつける。
このようなエアコンを付けたり消したりする運転の仕方を「間歇(かんけつ)運転」と言います。
対して、エアコンを外出時も、就寝時も含めてつけっぱなしにする運転方法を「連続運転」と言います

最近、住環境に求めるものとして、快適性や健康というキーワードが重視されますが、快適性や健康という観点から見ると、連続運転は欠かせないものとなります。

断熱グレードごとに比較してみましょう

ここで比較する断熱グレードは、省エネ基準の義務化レベル(断熱等級4)、HEAT20G1、HEAT20G2の3つです。
ちなみに那須塩原市は地域区分が4でそれぞれのUa値は、断熱等級4が0.75W/(㎡・k)、HEAT20G1が0.46W/(㎡・k)、HEAT20G2が0.34W/(㎡・k)となっています。
比較の基準とする断熱グレードとエアコンの運転スケジュールは、断熱等級4+間歇運転とします。
実は断熱等級4は1999年平成11年に制定されたいわゆる次世代省エネ基準と呼ばれている基準とほぼ同レベルの断熱基準です。
自宅や斎藤建設の事務所がこの断熱基準です。
身をもって体験していますが、断熱等級4+間歇運転は決して快適ではありません。

ちなみに比較には、「エコハウスのウソ」でおなじみの東京大学大学院の前先生のホームページで公開されているシミュレーション結果と、斎藤が手持ちの環境でシミュレーションした結果を参考データとして使っています。

まずは、HEAT20G1との比較。エアコンの運転は連続運転とします。
HEAT20G1+連続運転では、断熱等級4+間歇運転と比べると確実に快適性は向上します。
ただエアコンを連続運転した場合のエネルギー使用量は、断熱等級4+間歇運転よりも増加してしまいます。エネルギー使用量が増加すると言えば当然、光熱費も増加することになります。

快適性は
「断熱等級4+間歇運転」<「HEAT20G1+連続運転」
となり「HEAT20G1+連続運転」の方が快適性は向上しますが、光熱費や消費エネルギー量は
「断熱等級4+間歇運転」<「HEAT20G1+連続運転」
となり「断熱等級4+間歇運転」よりも「HEAT20G1+連続運転」の方が光熱費や消費エネルギー量が増加してしまいます。

次に、HEAT20G2との比較。エアコンの運転は連続運転とします。
快適性は
「断熱等級4+間歇運転」<<「HEAT20G2+連続運転」
となり「HEAT20G2+連続運転」の方が快適性は向上します。
次に光熱費や消費エネルギー量を見てみましょう。
「断熱等級4+間歇運転」=「HEAT20G2+連続運転」
となり「断熱等級4+間歇運転」と「HEAT20G2+連続運転」はほぼ同じ光熱費や消費エネルギー量となります。
快適な生活や快適な生活という観点から、「断熱等級4+連続運転」とした場合、相当な増エネと光熱費の増大につながる事になります。

まとめ、連続運転するならHEAT20G2以上で

快適で健康的な生活のためにはエアコンの連続運転が欠かせません。
「連続運転をしても増エネ、そして光熱費の増大につながらないようにするためにはHEAT20G2が最低グレード」となる事は間違いありません。

断熱等級4からHEAT20G2に断熱等級を上げるだけでなく、太陽に素直な設計を行うパッシブデザインも取り入れた家づくりを行う事で、快適で健康な生活のためにエアコンの連続運転を行ったとしても、より省エネで光熱費がかからない暮らしを実現することが可能になります。

以前、勉強会の中で前先生もおっしゃっていましたが、仮に断熱等級4からHEAT20G2にグレードアップする時のコストが70万円必要だったとしても、「断熱等級4+連続運転」と比べて年間7万円の節約となり、10年でペイできるという事になります。
この恩恵は10年目以降も享受できるものなので、どんどん有利になっていくのは間違いありません。
家づくりをするときには、中長期のお金の流れもイメージしながら、計画をしていくことがとても大切だという事を、是非知って頂ければと思います。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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