ずっと住み継がれる家に
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
いま、日本には850万戸の空き家があると言われています。
2019年において日本の住宅着工棟数は88万戸ですから、その10倍近い空き家があることになります。
仕事柄、中古住宅の調査を行うことがありますが、長く使われていない建物は痛みも激しいものが多く、リフォームをして使い続ける事が難しい家も多くあります。
そのまま残され、そこに人が住んでいた事を伝える家具などの家財道具を見ると、とても切ない気持ちになってきます。
空き家は全く管理されていない状態で放置されると、草や木々が生い茂り近隣に影響をもたらしたり、不審火を生んだりと社会的な問題になっているケースも多くあります。
いろいろな思いが込められて作られた家、住んでいる人のいろいろなドラマを受け止めてきた家が、社会のお荷物、邪魔者になっている現状はとても悲しく感じます。
昨日のブログでは「持続可能な社会」というテーマで書かせていただきましたが、空き家は持続可能、つまり、「ずっと住み継がれる」という状況からは程遠い状況にあるのです。
少し前に行われたものですが、家に対する不満をお答えいただくアンケートでは、こんな結果になりました。
上位3つのうち、寒い、暑いという家の温熱環境に関することが多いことがわかります。
このことが、建て替えられる理由になり、それによって日本の住宅の寿命が海外と比べて極端に短い原因とされています。
コロナ禍の現在、感染拡大防止から、加湿することの重要性が呼びかけられています。
寒い冬には 温めて加湿することはとっても大事なことです。
加湿することによって、家の作り方によっては、どこかで結露が発生するリスクが高まります。
見えない壁の中で結露が起きてしまうと家が傷みます。
家の傷みが限度を超えると最後には とっても大きなゴミになってしまいます
省エネ、省Co2、快適性、健康のためにはある程度は断熱材を充填し断熱をすることが重要になってきます。
断熱をすることで結露防止のために気密という考え方が必須となってきます。
無断熱なら外と中の温度差が限りなく小さくなり、断熱材がないので壁内結露も発生しずらくなります。
ただ、そこには省エネ、省Co2といった環境に対する優しさも、快適性、健康といった人に対する優しさもありません。
家にとっての幸せは、ずっと誰かがその家に住み継いでくれることだと思います。
建て替えにをすれは解体によってゴミが発生します。
誰にもすまれなくなった家、これもいつかは解体されゴミになってしまいます。
「ずっと住み継がれる」・・・家にとっての持続可能を実現するためにも、適切な家の作り方を選択して頂きたいです。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに
私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
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