ご高齢の方ほど寒さを我慢
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
以前、ブログで妻が訪問リハビリでとあるお宅にお邪魔したら、家の中の温度が晴れた昼間なのに4℃だったという事をご紹介させていただきました。
実は斎藤は、介護保険の制度が始まった頃、高齢者の方の住宅改修を数多く携わらさせて頂きましたが、その時、利用者さんのご家庭にお邪魔させていただいたときに、失礼ながら「寒い家だな」と感じたことがたくさんありました。
寒い家に住んでいるご高齢の方、「暖房が効かない家に住んでいるんだから、さぞかし暖房エネルギーを使っているのでは?」と思われる方のいらっしゃるかもしれませんが、実はこのようなご家庭は暖房としてエネルギーはほとんど使われていません。
特にこのエリアのライフスタイルなのかもしれませんが、家の中では「はんてん」などの防寒具を着て、いわゆる着ぶくれ状態でコタツにあたっている、おじいちゃんおばあちゃんの家のこんなイメージありませんか?
実際にこんなご夫婦の会話を聞いたことがあります。午前中の打ち合わせだったのですが、「(栃木弁で)あったかくなってきたら、ストーブとめっか」
温度計を見たら10℃に行くか行かないかです。
この10℃という温度、絶対に暖かくはありません。
健康を気遣って「もっと暖かくしてたら」とお子さんたち、ケアマネさんなどがが言っても、これまでの長年の生活習慣を変えることはなかなかできません。そして、何より暖房することが「もったいない」という気持ちがあるので「我慢すればいいんだ」という事になってしまうのです。
結果、暖房器具はコタツと小さな石油ストーブかファンヒーター1台だけで、暖房エネルギーをあまり使わない(ご本人は自覚はありませんが)我慢の省エネが成立してしまっているのです。
そこには、もちろん、快適や健康というキーワードはありません。
本当はこういう方たちにこそ、断熱改修(断熱リフォーム)が大切なのですが、工事中の住む場所の問題、改修に伴う経済的負担の問題などで、なかなか断熱改修が進まないのも現実です。
新築部門においては、著しく高断熱と高気密への関心が高まっていて、快適で健康な暮らしが「当たり前」になりつつありますが、既存の家に住んでいる方も、快適で健康な暮らしを手に入れるために、断熱改修を阻害している、いろいろな問題を解決して、断熱改修を普及させていかなくてはなりません。
今30歳の方も、住宅ローンを35年で組めば返済が終わるときには65歳。誰もが向かう道であり他人ごとではありません。家を建てるときには高断熱化・高気密化をしておくことは、言うまでもなく大切な事です。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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