煮物が痛む?
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
「煮物が痛む」というブログのタイトルを見て?と思った方も多いかもしれませんね。
先日オーナー様と話していたところ、こんな事をおっしゃっていました。
「高気密高断熱の家は、冬でも寒く無く暖かいんだけど、煮物がすぐに傷んじゃうのが唯一の欠点だね」と笑顔で言われました(^^)
もちろん、本気で欠点だと思っていらっしゃるわけでないのですが、言われてみれば確かにそうだなと思いました。
断熱性が高くて、窓の日射をたくさん取り入れることのできる設計になっている家は、真冬の日、寒波などが襲来していて厳しい寒さで最高気温が2~3℃という状態でも、暖房をしていなくても、晴れていて日射があれば室温は25度ぐらいになります。夕方になっても、室温はそんなに急激には低下しません。
ご年配の方に多いのですが、お正月などには大きなお鍋にたくさんの煮物を作る文化があったりします。
大きな鍋で作られた煮物は、基本的に鍋のまま、コンロの上に置かれるので、室温が高い状態に長時間さらされることになります。
だから、煮物はすぐに痛んでしまうのです。
建て替えなどで高気密高断熱に住み替えた場合、今まで住んでいた寒い家の感覚で食品の管理をするのはちょっと危険かもしれません。
断熱性気密性の高い冬でも暖かい家では、冬であっても食品の管理方法に十分に注意してくださいね。
余談ですが、先ほどのオーナー様の家では玄関先に物置が置いてあります。
金属の物置なので、冬は冷え冷えで食品の保管にちょうど良いのだそうです。リンゴやミカンなど、通常冷蔵庫に入れないような食品を保管するのに重宝しているそうです。
昔は、リンゴやミカンは良く納戸で保管されていましたよね。
子供のころ住んでいた家でも、冬になると納戸に段ボール箱に入ったミカンが置いてありました。
寒い家だったので、みかんは当然キンキンに冷えていました。
そのキンキンに冷えたミカンを、暖かいコタツで食べるのが冬の楽しみでした。
そう言えば、以前、寒い外気を活用した食品保管庫を持つ高気密高断熱住宅を見学させていただいたことがあります。
冬の低温の外気を利用した食品保管庫って素晴らしい発想ですね。
外気利用食品保管庫、これがあれば、現代の温かい家でも、キンキンに冷えたミカンを楽しむことが出来そうです(笑)
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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