色々な事を考えさせられるウッドショック・その2
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
昨日のブログではウッドショックが起きている3つの理由の事をお話させていただきました。
①住宅需要の高まりで世界の木材をアメリカが買い漁っている。
②貨物船の減便、貨物用のコンテナ不足で運びたくても運べない。
③日本の国際競争力低下により「他に売るから日本には売らなくていいや」とり優先順位が下がっている
これらの理由で日本には木材が入ってき難くなっています。
これだけの理由だけでしたら状況なら、国産材をかなりの割合で使っていた斎藤建設は、あまり影響を受けないのですが、そう話はうまくいかないのですよ(笑)
今まで国産材よりも外材をメインに使っていたハウスメーカーさんやローコストビルダーさんが、外材が入ってこないのでこぞって国産材を買いに来ます。なので物が不足したり価格が高騰しているのです。
ここまでだったら、困ったときはお互い様の精神で仕方ないなと思う部分もあるのですが、そうじゃない状況が斎藤のイライラを爆発させています(笑)
何度もブログに書いていますがSDGsの観点からも、地域の経済の発展という意味でも、林業の振興と後継者の育成、そのことを大切に思い国産材の普及を推進してきました。
斎藤建設に木材を納めてくださっている製材屋さん材木屋さんも同じ気持ちで行動して下さっていますし、価格の上昇も最低限に食い止めてくださっています。
ところがです・・・ここからはブラック斎藤が登場します(笑)
木材の流通に関わる一部の業者さんの振る舞いが原因となって、木材価格の高騰の要因になっているようですね。
現時点では、杉の柱用の原木丸太はそれなりに流通があり入荷もあるようです。
しかし、原木丸太の価格の上昇率よりも柱の価格の上昇率の方が大きいというのが、国産材の復権を目指して活動してきた身からすると、ちょっと残念な気持ちです。
実際、急激な需要の高まりで製材工場で働いている方々には大きな負担がかかっているのだと思います。
製材工場の経営者の方は、工場で働いている方の安全と健康を守る義務がありますから、生産能力以上に製材はできないですし、コストが上昇するのは致し方ないと思うのですが・・・
ここまで国産材の価格がつり上げられてしまうと、世界の木材の市場がもとに戻った時に、結局国産材離れにつながることが、本当に心配です。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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