今日は第1種熱交換換気の配管等の打ち合わせ~換気システムにも色んな種類があります
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
大田原市内で施工中の長期優良住宅の家。
今日は、現場で第1種熱交換換気の設置に関する打ち合わせを行いました。
換気システムには第1種、第2種、第3種の3つの換気システムがあります。
良く住宅会社さんのパンフレットとか営業さんのトークの中で、「3種換気です」などと使われています。
第1種換気は吸気側にも排気側にも機械(ファン)を使うもの
第2種換気は吸気側に機械、排気側が自然
第3種換気は吸気側が自然、排気側が機械(換気扇がイメージしやすいと思います)
こんな感じで区分されています。
一般的住宅には第1種換気と第3種換気が使われています。
結構勘違いしている方が多いのですが、熱交換の有り無しと、ダクトの有無はこの3つの区分とは関係ありません。
前段が長くなりましたが、斎藤建設で使っている使っている換気設備は、基本的にはダクト式の第1種熱交換換気システムです。
この換気システムには4つの系統の配管があります。
OA(外のきれいな空気を取り入れる系統)
EA(換気システム本体から、外に空気を排気する系統)
RA(部屋から換気システム本体に戻る空気の系統)
SA(換気システム本体からきれいいな空気を部屋に供給する系統)
OAとEAは換気システム本体と外とを単純にそれぞれの配管で結ぶシンプルなものです。
RAとSAに関しては部屋にきれいな空気を供給し、そして、汚れた空気を排気するために換気システム本体に戻すという、大切な役割があるので、建物の中を縦横無尽に走ることになります。
今日の事前打ち合わせでは、ダクトの工事の日に困らないように、どこを配管するかなど綿密に打ち合わせが行われます。
ダクトは主に天井裏のスペースを利用して配管されます。その場合、梁の下を通るので梁の下端と天井の間のスペースが、ダクトが通れる分確保できているかが大切なポイントとなります。
事前に梁の大きさが記載されている、梁伏図などを参照してダクトの系統図を作成していますが、実際に現場で再確認することはとても大切な事なのです。
ダクトのスペースがないからと言って、ダクトをつぶしてしまえば換気システムとしての効率が下がりますし、構造の事を考えれば梁を削るなんてことはご法度です。
構造見学会などでダクトの配管を見る機会がありましたら、是非、こんなポイントにも目を向けてみてください。より良い家づくりに役立つヒントになると思います。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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