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アウトドア用の土地購入・楽しい事だけでなく大変な事もたくさんありますよ

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

キャンプって楽しいですよね。
焚火をしたり、キャンプ飯を作ったり、斎藤も時々楽しませてもらっています。
日本オートキャンプ協会によると、キャンプなどのアウトドアのレジャーは1990年代にブームが起こり、1996年には第1次キャンプブームが訪れます。
その後は下火となりますが、SNS映えやグランピングの登場、ゆるキャン△の人気などで、5年ほど前から第2次キャンプブームに入っていると言われています。
中には「ブーム」ではなく、日本人の中に文化として根付いたという人もいるくらいです。
コロナ禍になってから、人との接触をある程度回避しながら楽しめるものとして、キャンプの人気に拍車がかかっています。

そんな中、プライベートなキャンプをするために、山林を購入する人が増えています。
プライベートなキャンプと考えると楽しそうですが、山林を所有することは下草狩りや伐採など管理が必要になってきます。

キャンプ場は誰かが管理してくれている

キャンプ場に到着して、サイトに向かえばそこにはきれいに管理された快適な空間が待っています。
そして、キャンプ場には炊事場があり、トイレがあり、入浴施設があり、水道などの水源がきちんとあります。
管理人さんや、キャンプ場のスタッフの方が下草を刈ったり、また、炊事場などの施設の管理をきちんとして下さっているので、いつでも快適にキャンプを行う事が出来るのです。

草刈りや伐採は大変です

キャンプ場でのキャンプ、シーズンだとフリーサイトだと混雑状態で、周りのキャンパーさんの目を気にしたり、騒音などマナーにも気を配る必要があります。
また、場内の木を伐ったりはNG、たき火したりするにもルールが定められています。
その点、自分の土地で自由にキャンプ、というのはどれもが憧れるものかもしれません。

ただ、現実として山林を所有して利用しようとすると、実際は大変な事がたくさんあります。
一番わかりやすいのは、草刈りが大変という事です。
日本の山林は、放置するとたいてい草がぼうぼうに生い茂り、木の実などが発芽したものが低木となります。
それらが、びっしり生えてしまうと藪となり、キャンプどころではありません。
なのでそうなる前にせっせと刈らなければなりません。夏であれば1か月もすればまた草でぼうぼうになります。
もし、月に1回キャンプを行うとすると、到着したらまず草刈りから始めなくてはならないのが現実です。
これらの管理作業は、敷地の大きさが大きければ大きいほど大変になります。

また木の伐採も専門性が求められる作業です。チェンソーの事故も多発していますし、倒れる木を制御できないと、人の方に倒れたり人を傷つけてしまう事になりかねません。

野生生物にも注意が必要です

プライベートなキャンプ場と言えば聞こえが良いですが、人間の都合で境界線がありますが、実際には自然の中の山林の一つにすぎません。
そのために、対、野生動物の事もしっかり考える必要があります。
福島第一原子力発電所の事故の影響で、イノシシの肉に蓄積される放射性セシウムの問題で、イノシシを狩猟する機会が激減してしまいました。
その影響でイノシシの数が大幅に増えています。食べ物を外に置いておいたり、食べ残しを捨てたりすると、臭いで寄ってくることになります。
埋めても鼻の良いイノシシはそれを探し当てて掘り返してしまいます。
それを防止するために柵など設置が必要になり、その費用も必要になるかもしれません。ただ、網や柵はあっと言う間に壊されることもあるので、都度、修理などの費用が必要となります。

最近はクマの出没も多く発生しています。食べ物を不用意に出すと、野生動物を誘引してしまう事になるので十分注意することが大切になってきます。

焚火は慎重に

たき火をして煙が上がると、近隣の人が山火事と間違えて通報したりするケースもあります。
事前に近隣の方向けにキャンプをする旨を伝えておく必要があります。
ただ、地域のルールや申し合わせなどで焚火そのものが制限されているケースもあるので、その場合は、そのルールに従う必要があります。
「たき火は絶対許さない」と考える方もいらっしゃいますので、十分な配慮が必要です。現実問題、火の不始末が山林火災につながった事例は、全国各地で多発していますので致し方ない面もあります。
焚火をするにしても、山林火災にならないように十分な対策を行う必要があります。

水の確保

山林にはもちろん水道なんてありません。
そのために、何らかの方法で水の確保も大切です
沢などから勝手に水を引いたら実は地元の水利権に抵触していたなんてこともありますから、そのあたりはしっかり調査し、必要な手続きをする必要があります。

まとめ

斎藤もキャンプが好きですし、多くの方々にキャンプを通じて自然の事や、自然を守るためにはどうしたらよいかという事を考えるきっかけにしていただきたい、そう願っています。
でも、何でおこんなどちらかというとネガティブな事を書いたかと言うと、毎回草ボーボーになったプライベートキャンプ場に手を焼いて、困り果てて助けを求めてくれる方がいらっしゃるからです。

森林を所有することは、管理などに相当労力が必要になるという現実を知って頂きたいと思います。
安いからと言って買っておくかと安易に購入すると、後悔することになるかもしれません。

自分の土地(山林)でプライベートキャンプを行うのはとても楽しい事です。
現実を知ってから購入しないと、その管理の大変さに絶望感を抱き、結局、山林嫌いキャンプ嫌いになるという寂しい結末を迎えることになってしまうかもしれません。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。

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