いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

昨日は午前中、戸田地区での家づくりの現場でお施主様と打ち合わせをさせて頂いた後、午後からはお風呂の改修工事をご希望されているお客様の所に打ち合わせに行ってきました。
お風呂の改修工事と言うとタイルや石などで作られた在来の浴室から、ユニットバスに入れ替えるという工事が圧倒的に多いです。

ユニットバス（システムバスとも言います）は防水性に優れ建物の耐久性の向上に寄与したり、壁や床、浴槽に断熱材が入っているので、寒さを低減したり省エネにつながるといった、素晴らしい特徴をたくさん持っています。
そんな素晴らしい特徴を持つユニットバスですが、浴槽から壁、天井に至るまで樹脂系のパーツでできているので「味気ない」と感じる方もいらっしゃるのも事実です。

そんな時におすすめなのがハーフユニットバスです。

ハーフユニットバスは文字通り半分、床と浴槽と周りの壁までがユニットととして供給されるのですが、壁から上は自由に仕上げることが出来るのが特徴です。
壁をお好みのデザインのタイルで仕上げたり、桧やヒバなどの木で仕上げたり、あるいは、石で仕上げたりと、ユニットバスでありながら素材感のある仕上げを楽しむことが可能です。

ただハーフユニットバスにも残念なところがありまして、それは、床に断熱材が入っていないという事、そして、断熱浴槽の設定が無いという事です。
実はLIXILさんには、とあるグループ向けに床に断熱材が入れられており、また、断熱浴槽の設定があるハーフユニットもあるらしいですが、一般向けには発売されていないのが実に惜しいところではあります。
建築家の方が携わってデザインされたものなので、スグにとはいかないとは思いますが、省エネに関心が高まっている社会情勢もありますので、ゆくゆくは一般向けに出荷される日が来ると良いなあと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回の改修工事にはお客様が板張りの雰囲気を残したいとの事だったので、TOTOさんのハーフユニットを採用させていただく事になりました。
断熱浴槽だけは仕方ありませんが、床壁の断熱は躯体の断熱でカバーさせて頂きたいと思います。

今回は改修工事の事例ですが、高性能住宅であれば床と壁の断熱に関してはそれほど問題にはならないと思いますので、新築住宅においても壁天井の仕上げ材に素材感のあるものをご希望される場合、ハーフユニットという選択肢も大いにあるのではないかと思います。
いろいろな家づくりを楽しんでいただければと思います。

このブログを書いた人
　斎藤賢一
家族…………..妻、娘（小学生）、息子（小学生）、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具（ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル）、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車（クロスバイク）、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン（一応演奏します）
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準１級・２級建築士・福祉住環境コーディネーター２級・第１種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本　、栃木よみうり　

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