日銀による長期金利の変動幅を拡大~住宅ローンへの影響
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
昨日、日銀から長期金利の変動幅を拡大するという発表が行われました。
今回の発表、事実上の長期金利引き上げと受け止められており、黒田総裁は「自分の任期には利上げを行わない」と明言していた事と、通常、金利を上げたり下げたりするときには、市場に対して「上げますよ上げますよ」「下げますよ下げますよ」とアナウンスをし、混乱が生じないように行うのが一般的とされていますが、今回の利上げの発表、それが無くいきなりの発表のため混乱が大きくなりました。
今後住宅ローンにも少なからず影響が出てくると思います。
今日は、そのれに関して今日時点でのことをまとめてみたいと思います。
冒頭でもお話させて頂きましたが、今回の想定外の日銀による利上げですが、変動金利型の基準金利である短期プライムレートが上がるまではタイムラグがあります。
短期プライムレートは2009年 1月から現在までの間、年1.475%のままで、据え置かれるのではという見方もあります。
短期プライムレートに連動する住宅ローンの変動金利は、あらかじめ決められたタイミングで金利の見直しを行い、その時点の短期プライムレートの水準によって、それ以降の金利が決まるという仕組みです。
金利の見直しのタイミングは、住宅ローンを扱う金融機関でも説明してくれている通り「半年ごとの年2回」とするのが一般的です。
そのために、今すぐに金利が上がるわけではありませんので、返済中の方は慌てなくても大丈夫です。
ですが、これからもずっと低金利の状態が続くとは言い切れませんので、アンテナを高くして情報収取を行う事は大切な事です。既に固定金利で借りている人は固定期間中の金利は変わりません。
全期間固定ならずっとその金利ですし、〇年固定ならその期間が終了するまでは固定です。
その間に、次の策を練っておくのが重要になってきます。
今回、日銀が長期金利の変動幅を拡大したことで、本日は銀行関連の株価が大幅に伸びました。
これは住宅ローン金利などの引き上げで銀行の収益が改善することへの期待の表れとみられています、
住宅ローンの固定金利は長期金利を基準に決まるため、この先さらに上昇していくとみられています。
もともと固定金利は米国の利上げのあおりで既に上昇傾向でした。
本日の日本の長期金利の上昇はある程度織り込み済みという見方もあり、固定金利がすぐに急激に上がる可能性は低いかもしれないという情報もあります。
変動金利に関しては、会見の中でで黒田総裁は今回の政策修正を金融緩和をより持続的・効果的に行うためのものであり、利上げや金融緩和の出口戦略ということでないと断言しています。
変動金利は日銀の政策金利を基準に決まるため、こちらは当面変わらないかもしれません。
ますます固定と変動の金利差は拡大していく方向性に進みそうです。
繰り返しになりますが、今回日銀が決定した修正は、事実上の長期金利引き上げですから、短期金利は変わりません。
今回の日銀の決定が、変動型の住宅ローン金利に短期的大きな影響を与えることは現時点では限定的とされています。
環境の変化を受け、各行の個別戦略で金利の優遇幅を調整するケースも考えられるという見方もあります。
いずれにせよ、アンテナを高くして情報収取を行う事が最も重要だと思います。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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