いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

今日は那須のお客様のインプラスの取り付けでした。
那須の中古別荘を購入されて那須に永住されたT様、冬は結露と寒さに悩まされていて、その対策として内窓を設置する決断をされました。
これから、どんどん寒くなっていきますが、今年は、昨年まで悩まれていた寒さと結露から少しでも解放されると良いなと思っています。

高断熱、高気密住宅の世界に身を置いていると、「内窓だけ設置したって意味無いんだ」という、考えを時々目にします。
ある意味正しかったり、誤っていたりする考えなのですが、これまで、内窓の取り付けを行ってきた経験からすると、そもそも断熱気密にあまり注意をしないで建てられた家ほど、内窓の効果を感じられるという事だけは事実です。

内窓の設置だけでは、エネルギーの削減量など省エネ性能を高めるという意味ではまだまだ少ないことは事実ですが、「先進的窓リノベ」という補助金の制度が窓からの省エネを高めることが、住宅の省エネ化の第一歩であるという事を、多くの方に広げたというではとても役に立ったのは間違いないと思います。
これを機に、住宅の断熱改修などへの関心もどんどん高まって行けば良いなと思います。

ここからは「先進的窓リノベ」という制度を使ってきた経験から少しお話させて頂きたいと思います。
この「先進的窓リノベ」という制度、ある一定の条件を除いて、基本的に補助金の交付の申請が工事完了後にしかできないことが個人的には凄く嫌な制度です。
つまり、もらえると思っていた補助金が、予算の消化の具合ではいざ工事が終わってみたらもらいえないというリスクがあるという事です。

最近はだいぶ落ち着きましたが、先進的窓リノベが始まってからは、メーカーへの発注が集中し、工場が忙しくなりすぎて、発注から納品まで2～３カ月という事もざらでした。
ハッキリ言ってその間、予算が枯渇しないかどうかずっとヒヤヒヤ状況を見守るしかないのです。

補助金の申請は受益者つまり補助金を受け取る人が行うものもありますが、先進的窓リノベでは申請は業者が行います。
家電エコポイントなどは一般の消費者の方が補助金の申請を直接行っていましたが、そうすると、書類の不備などで事務手数料が多派に増えるということから、業者が申請を行う事になったのだと推察されます。
そうすると、補助金申請の責任が業者側に何となく移ってしまいます。
予算終了で補助金が頂けなかった時など、本当に大変です。

お陰様で、斎藤建設のお客様にはそのような方はいらっしゃいませんでしたが、業者に申請業務を任せるなら、「先進的窓リノベ」ではすべて交付の予約という形を取り、確実に補助金の予算を取得できてから、工事を行った方が世の中の業者さん達、胃が痛くなっていた人が相当少なくなるんじゃないかと思います。

建物の省エネ化、そしてそれを補助する、補助金の申請のお手伝いなどを通じて、世の中が省エネ化に向かうのであれば何でもお手伝いします。
だからこそ、私たちの精神的負担を減らす単にも、ちょっとだけ制度をもう少し使いやすいようにしていただけたら嬉しいですね。

このブログを書いた人
　斎藤賢一
家族…………..妻、娘（小学生）、息子（小学生）、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具（ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル）、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車（クロスバイク）、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン（一応演奏します）
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準１級・２級建築士・福祉住環境コーディネーター２級・第１種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本　、栃木よみうり　

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