大田原市M様邸・家の中に外を感じる平屋~刻み体験
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家を造っている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
大田原市で家づくりが始まる、長期優良住宅・ZEHの平屋、M様邸。
先日は、大工さんによる「墨付け」の様子をご紹介しましたが、今日はM様ご家族に斎藤建設の工場へお越しいただき、「刻み体験」をしていただきました。
斎藤建設で家づくりをさせていただくお施主様には、ほとんどの方に体験していただいている、家づくりの1ページです。
今回体験していただいたのは、「ほぞ穴掘り」という作業です。
斎藤建設では、構造材の墨付けや加工を自社の工場で行っています。
だったら、せっかくなのでお施主様にも見ていただこう。そして、ただ見学するだけではなく、自分たちの家づくりに、実際に参加していただこう。
そんな思いから、この刻み体験を行っています。
家づくりって、人生の中でもかなり大きなイベントだと思います。
ましてや、これから何十年と暮らしていく自分の家の構造材を、自分の手で加工する。そんな経験は、そう何度もあることではありません。
実際に木に触れて加工してみることで、「大工さんはこうやって家をつくっているんだ」と、これから現場で行われる作業にも少し親しみを持っていただけたらうれしいなと思っています。
今日は、ご主人、奥様、そして小学3年生の息子さんに、それぞれほぞ穴を掘っていただきました。
使っていただいたのは、「角ノミ」という機械です。
最初はご主人も初めてなので、少しぎこちない感じでした。でも、何か所か加工しているうちに、どんどん上達。
結局、梁一本分のほぞ穴を掘っていただきました。
そして小学3年生の息子さん。最初は機械の大きな音にちょっと驚いていましたが、慣れてくるとサクサクと作業を進めていきます。
なかなか上手です。
その後、奥様にも挑戦していただいたのですが、今度は息子さんがお母さんにやり方を教えるような感じに。
さっきまで初めて角ノミに触っていたはずなのに、いつの間にか立派な先生になっていました(笑)。
こういうご家族の姿を見ることができるのも、この刻み体験の楽しいところです。
ちなみに、M様邸には約100本の柱があります。
M様邸は平屋なので通し柱はなく、それぞれの柱の上下にほぞ穴があります。
ということは、単純に考えても、約200個のほぞ穴。
今は「角ノミ」という機械がありますので、一つのほぞ穴を掘るのにそれほど時間はかかりません。
でも昔は、これをノミを使って手作業で掘っていました。200個です。
そう考えると、なかなか気の遠くなる作業ですよね(笑)。「角ノミ」でも200個ですからね(汗)
角ノミが使われるようになってからも、このほぞ穴掘りは、弟子入りしたばかりの若い大工さんが任される仕事の一つだったそうです。
とはいえ、「ただ穴を開ければいい」というわけではありません。
加工の仕方によって、ほぞが緩くなったり、逆にきつくなったりします。
建て方の日に柱を組んでみたら、「誰だ、この穴掘ったの? きつくて入らないぞー!」なんて言われることも(笑)。
若い大工さんにとっては、こういう仕事を一つひとつ経験しながら、木の性質や加工の加減を覚えていく機会でもあったんでしょうね。
ちなみに僕は大工ではありませんが、この角ノミでのほぞ穴掘りは昔さんざんやりました。なので、実は結構ベテランです(笑)。
もちろん、構造材の加工はほぞ穴だけではありません。
梁や桁などの横架材には、木と木をつないだり、組み合わせたりするための「継手」や「仕口」と呼ばれる加工があります。
こちらは斎藤建設の工場にある仕口加工機を使って加工しています。
今回は、その加工の様子もM様ご家族に見ていただきました。
そして、ここでも小学3年生の息子さんに活躍してもらいました。
機械の起動ボタンを押してもらい、
自分の家に使われる構造材の継手をつくってもらいました。
角ノミでほぞ穴を掘って、今度は仕口加工機を動かす。
今日はかなり働いてもらいましたね(笑)。
今日、ご家族に加工していただいた木材も、これから大工さんの手で他の構造材と一緒に組み上げられ、M様邸の一部になっていきます。
そして次は、現場で柱建ても体験していただく予定です。
工場で自分たちが触った木が現場へ運ばれ、柱になり、梁になり、やがて家の骨組みになっていく。
ただ完成した家をお引き渡しするだけではなく、「この柱、自分たちで加工したよね」「ここは自分で建てた柱だね」
そんな思い出も一緒に残る家づくりになったらいいなと思っています。
家が完成してしまえば、構造材の多くは壁や天井の中に隠れて見えなくなります。
でも、見えなくなっても、自分たちが家づくりに参加した記憶は残ります。
M様、今日は刻み体験にご参加いただき、ありがとうございました。次はいよいよ現場での柱建てです。
ぜひ、そちらも楽しみにしていてください。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
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