先日フィンランドへ「オンラインで」旅してきましたその2~北欧デザインの本質
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家を造っている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
北欧デザインと言うと、マリメッコなどのファブリック、フリッツハンセンなどの椅子、イッタラの食器などがまず思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
あとは、自然がモチーフとなっているデザインや、独特な色使いなどを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
独特のデザインは、もともとは、日の出ている時間が短く、厳しい寒さの北欧の冬、必然的に家の中で過ごす時間が長くなってくることから、家の中でより心地よく快適に過ごすことをとても大切に考えられてきたのです。
こうして、シンプルでありながら飽きのこない美しい見た目や、長く使うことが出来てかつ高い機能性を有し、北欧の建築、家具やインテリアなどが生み出されてきたのです。
昨日もブログにフィンランドへのオンライン旅(研修)の事を書かせて頂きましたが、その旅の中でフィンランドというか北欧のデザインの3つの本質について触れられていました。
1つ目が「タイムレス」
2つ目が「サスティナブル」
3つ目が「マルチファンクション」
です。
こちらの写真はフィンランドを代表する建築家、アールトの自邸です。
現地からZOOMで生レポートをしていただきました。
築数十年が経過しているとは思えない程、今私たちが見ても全く古臭くないですし、すごくカッコよく魅力的な建物ですよね。まさしくタイムレスです。
食器も昔に作られてモノでもあっても、現代に十分に通用する魅力があるもが多々あります。
例えば、4セットのカップとソーサーのセットがあったとして、1つ割ってしまったとします。
フィンランドの方は、そんな時壊れた1つだけを探して購入するそうです。逆に言うと、何年たっていたとしても、そのデザインがずっと続いており、購入できる社会的背景があります。
ずっと家族や大切な人との大切な時間を過ごす大切なアイテムとして、継続(サスティナブル)して活躍し続ける事が出来るのです。
カップとソーサーの話ですが、カップが無くなってしまっても、ソーサーにカップを乗せるくぼみがデザインされてなければ、小皿として使えます。
建築物も、例えば図書館があったとして、当然、本を探す人、読書する人、勉強する人がいるわけですが、それだけでなく、リビングのようにくつろいでいる人、アミューズメント施設のように楽しんでいる人も図書館を訪れているのです。
図書館と言う建物が人を選ばず、いろいろな楽しみ方をする人の受け皿となる機能を持っていてます。まさにマルチファンクション(多機能)です。
まだまだ理解には程遠いですが、北欧デザインの3つの本質が分かってくると、少しずつですが、北欧でデザインされたものの本当の意味が分かるような気がします。
そして、豊かな価値観は、ホンモノの素材を使ってしっかり作られたものだからこそ生まれるものだと思います。
今回の研修を通じて北欧の事をより深く知ることができましたし、ますます好きになりました。もっとよく知りたいですね。これからも、楽しく色々調べていきながら、自分自身も心豊かな生活が送れるように価値観を磨きたいと思います。
ちなみに余談ですが・・・これまでの斎藤の北欧フィンランドのイメージと言うと、「ミカ・ハッキネン」「ミカ・サロ」「キミ・ライコネン」「ヘイキ・コバライネン」「バルテリ・ボッタス」です。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに
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