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「3日とろろ」の風習。皆さんの地域にもありますか?

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家を造っている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

皆さんの住んでいる地域では1月3日に「とろろ」を食べる習慣はありますでしょうか。
斎藤家では、子供の頃からずっと1月3日の晩御飯は「とろろ」を食べてきました。1月3日にとろろを食べるので「3日とろろ」と言われています。
父方の家でも、母方の家でも同じく3日とろろを行ってきましたので結構メジャーな風習なのかなと思っていたのですが、長野県出身の妻は知りませんでした。
調べてみると、2日に食べたり、4日に食べるところもあるみたいですね。

なぜ1月3日にとろろを食べる様になったのか?
その理由はとろろの原料である山芋に含まれる消化酵素のジアスターゼに関係しています。

ジアスターゼは、胃の消化を助けてくれる消化酵素です。年末年始にはお餅を食べたり、ご馳走を食べたり、お酒を飲んだりと胃はかなり疲れています。三ヶ日が終わる3日に消化酵素が含まれている長いもを食べることは、疲れた胃を休ませてあげるという意味でも、とても理にかなっているのです。
子供の頃から、祖母や母にはこの様に教えられて育ってきました。

3日とろろの事をいろいろ調べていると、面白いのは、山芋農家とスーパーの陰謀論がありました(笑)
長いもの消費が増える様に、3日にとろろを食べる様にしくんだという事です。バレンタインのチョコレートみたいですね。

3日とろろの文化がなかった地域では、この陰謀論も当てはまる地域もあるのかもしれませんが、少なくても斎藤の身の回りのエリアでは、絶対に違うと言い切る事ができます(笑)

もともと、このエリア(栃木県北)には山芋は山に掘りに行って食べるという文化があり、スーパーで買うものではありませんでした。
「じねんじょ掘りに行ってきたら届けっから(栃木弁)」とか「じねんじょ掘ってきたから食べて」などという会話が普通に交わされていました。
3日とろろ用にと、年末のご挨拶や、年始のご挨拶にお使い物となる事もあったくらいです。これらの事から絶対にこの地においては3日とろろの文化が長いも農家や、スーパによって仕組まれたものでは無いと言い切れます(笑)
余談ですが、じねんじょ(自然薯)は、自然に生えている芋であるところから付けられた呼び名です。

子供の頃、たくさんの家にこんな石油ストーブがありました。


斎藤が子供の頃の1月3日。夕方になると、祖母が石油ストーブの上に鍋を置き出汁を取り、祖父がすり鉢で山芋をすって、出汁を少しずつ加えながら山芋に味を加えながら伸ばしていく。

こんな景色も、懐かしい思い出です。

栄養価も高く、消化にも良い「とろろ」。お正月で疲れた胃のためにも、皆さんもぜひ試してみてください。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
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