熊本地震から4年~耐震性能は車のブレーキと同じく大切です
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家を造っている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
今日で熊本地震から4年が経過しました。
先日も耐震性の事を書いたので、今日はどうしようかなと思ったのですが、やっぱり大切な事なので耐震性の事を書かせて頂きたいと思います。
耐震性能と言うにがどうのくらい大切か?という事を、今回は車を買うときに例えてお話させて頂きたいと思います。
車やさんに車を買いに行ったとします。車やさんにはファミリーカーから高級セダンまでいろいろな種類の車が売られています。
どの種類の車を買う時にも、ハンドルいりますか?タイヤ要りますか?ブレーキ要りますか?エンジン要りますか?なんて聞かれませんよね。
ブレーキを例に出してちょっとお話を深堀させて頂きます。
もし、車屋さんの営業の人に、普通に止まれるブレーキと、イマイチ止まらないブレーキどちらが良いですか?と聞かれたら、普通みなさん「普通に泊まれるブレーキ」を選択すると思います。
しかし、車屋さんはこんなバカな質問はしてきませんし、走る、曲がる、止まるという基本性能はすべての車で性能が実現されたものが売られています。
基本性能が実現されたうえで、用途、形、色、内装、快適装備などのオプションを選んで購入するのです。
このブログの読者の皆さんには同じみな事ですが・・・
耐震性能の耐震性能には、耐震等級1(建築基準法レベル)、耐震等級2(建築基準法の1.25倍の耐震性能)、耐震等級3(建築基準法の1.5倍の耐震性能)の3段階あります。
先日も書きましたが「熊本地震現地調査報告」では、耐震等級1と3の間には地震後にそれぞれの家の人の生活の質に、大きな開きがある事がわかっています。
家を建てる時に
耐震等級1の家では、1回目の地震で住んでいる人の生命は守られました。しかし、家は損傷が激しく、これ以上住み続けることはできず、それまでの平穏な生活を奪い、財産を守ることはできませんでした。
耐震等級3の家では多少の損傷はありましたが倒壊は1棟もなく、しかも、住み慣れた我が家に住み続ける事ができ、家という財産も守る事ができました。
耐震等級1と、耐震等級3、どちらを選びますか?と言われたら、もちろん皆さんが耐震等級3を選ぶと思います。
耐震等級3を選んだうえで、インテリア、デザイン、間取り、自然素材など、自分が好きなものを取り入れていけば、毎日が楽しく暮らせていざという時にも、安心して暮せるそんな家が実現できるのです。
震災の発生から4年経過した今でも、まだ3000人の方々が避難生活を送っていらっしゃいます。
家は家族の中で起きるいろいろなドラマを見届け、家族と共に一緒に成長していくものだと思っています。
きっと地震で壊れてしまった建物にも、家族の数だけ、人々の数だけ思い出が刻まれているかと思うと、とても切ない気持ちになります。
家の耐震性能は車のブレーキと同じぐらい一般的なものであり、重要なものです。
地震などが発生した時に、悲しい思いや辛い思いをする人を減らし、お気に入りの家に安心してずっと暮らせるように、家づくりをする時には今回の耐震性能・耐震等級3のお話の事を思い出して頂ければと思います。
分かりやすい佐藤実先生のインタビュー記事が書いてあるサイトがありますので、是非ご覧になってみてください。とても分かりやすく書かれています。
地震に強い家を建てるなら「耐震等級3」が必須? 構造のプロに聞きました(前編)
地震に強い家を建てるなら「耐震等級3」が必須? 構造のプロに聞きました(後編)
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに
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