岸田総理大臣の省エネの呼びかけ
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
3月3日に行われた岸田総理大臣の記者会見の中で、私たちにこんな呼びかけがありました。
「エネルギー問題は1国だけでは対応できない、国際的な課題です。IEA(国際エネルギー機関)を始めとする国際機関や、主要消費国であるG7各国と連携しながら、エネルギー市場の安定化やエネルギー供給構造の在り方、エネルギー資源の偏在などの課題に取り組みます。
私たちは、ロシアのウクライナ侵略という極めて深刻な事態に直面をしています。エネルギー価格高騰による我が国経済への悪影響を少しでも減らすべく、これまで以上の省エネに取り組み、石油やガスの使用を少しでも減らす努力をしていただくことが大切です。国民の皆さんお一人お一人の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。」
皆さんもご存じのように、電気、ガス、ガソリン、灯油など、私たちの生活に欠かすことが出来ないエネルギーの価格がどんどん値上がりしています。
心配性な斎藤が考えすぎなだけかもしれませんが、総理大臣がこのような呼びかけをするということは、高くてもお金さえ払えばエネルギーを買える時代ではなく、そもそもエネルギーが買えなくなる、そんな時が日本に近づいているのではと、本当に心配になってしまいます。
いまから11年前の2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
東日本大震災でも発電所や送電設備の損傷で電力不足が発生したり、ガソリンや灯油の不足が起きていました。
那須塩原市でも電力不足を補うために輪番停電つまり計画停電が行われました。
ガソリンの入手性もかなり悪くなり、早朝日の出前からガソリン購入のための整理券を求めてガソリンスタンドに並んだことが思い出されます。
それでも、タンクを満タンにすることは叶わず、10Lまでとか制限された供給でした。
県内各所から建物の損傷を判断してほしいとのSOSがありましたが、移動に必須なガソリンが不足し本当に困りました。
当然その時も省エネが呼びかけられていましたが、人々は暖房を使うのを我慢し、厚着をするなどして省エネに貢献していました。
あの時を思い出してみると、命を落としたわけじゃない、津波で家が無くした訳じゃない、原発で避難を余儀なくされたわけじゃない、それと比べたら少しくらい寒くたってなんてことない、そのようにみんなで言い合いながら省エネに貢献していました。
高断熱住宅を一般住宅と比べてみると、
高断熱住宅では暖房を運転し始めた時には素早く目標温度に到達する(一般住宅では目標温度に到達するまで時間がかかる)
高断熱住宅では暖房を停止しても温度の低下がゆるやか(一般住宅では温度の低下が早い)
高断熱住宅では温まりやすく冷めにくいという特徴があります。
暖房はエネルギーを使う暖房器具によるものだけではありません。
パッシブデザインで言うところの日射熱利用暖房、つまり、太陽の熱を窓から取り入れて利用する方法もあります。
高断熱住宅であれば、もし電力などのエネルギーが遮断されても、太陽の熱を取り入れて温めることが出来る、そして、取り入れた熱を逃がしにくくすることが出来、我慢の幅や不快な状況をかなり小さくすることが出来る、そんな家が実現できるはずです。
コロナ禍になった一昨年ぐらいから、家の性能が重視される傾向が広がってきました。
これまでは、快適、健康、省エネ、経済性が高断熱住宅に求められている内容でしたが、これからは日本を取り巻くエネルギー問題への対処と言う視点もより重要性が増してきそうです。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに
私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
斎藤建設へのお問い合わせ&資料請求はこちらから。
那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。