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認知症と家づくり

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

今日は安全持続性能の5月の勉強会に参加させて頂きました。
勉強会のテーマは認知症でした。

誰もが認知症になる可能性がある

皆さんは認知症に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
斎藤は漠然と「物忘れ」や「徘徊」などのイメージを持っていました。
以前、介護保険の住宅改修を行っていた時、担当させて頂いていた利用者さんに認知症の方がいて、夜中に徘徊に出てしまい十数キロ離れた駐在所で保護されたという事もありました。

その認知症の患者さんですが、2025年には国内で最大で750人に到達すると言われています。
愛知県の人口が748万人ですから、驚くべき数字といえるかもしれません。

65歳以上の高齢者7~10人に1人が認知症という状況ですが、2045年には4人に1人が認知症になるという推計もあるとの事で、決して特別な事ではなく誰もが認知症になる可能性があるという事を十分に認識しておく必要がありそうです。

軽度認知障害(MCI)

本人や家族から認知機能の低下の訴えはあるものの、日常生活は問題なく送ることができている状態のことを軽度認知障害:MCIという状態だそうです。
MCIは認知症ではありませんが、認知機能の低下が起きており、放置するといずれ認知症へと移行してしまう可能性が高いと言われています。軽度認知障害の方は2012年に400万人と推計されていてこの中の30%にあたる120万人が認知症に移行すると言われています。

認知症の予防は成人病予防と同じ

この資料は、認知症になるリスクをまとめたものです。
ご覧頂いて何かお気づきになりませんか?
そうなんです、認知症になるリスクの要因、運動不足や糖尿病、肥満など、成人病のリスクと重複しているものが非常に多いです。


食事に気を付ける事はもちろん、運動もとても重要です。
社会的孤立は身体機能の低下によって外出が出来ない状況によっても引き起こされますから、適度な運動そして外出等が阻害されないことがとても重要です。

認知症は脳細胞の破壊によって引き起こされる

認知症はそもそも脳の細胞が破壊されることによって発生します。
脳の細胞が破壊される、その結果としていろいろな認知機能の低下が発生します。


認知症にはアルツハイマー型と血管性のものがありますが、70%近くがアルツハイマー型です。
アルツハイマー型は末期には寝たきりになりますから、本人だけでなく、介護の負担という形で家族にも大きな負担がのしかかりますから、できればこのような状態は避けたいものです。

認知症の型は転倒しやすい

認知症の型は転倒しやすいという特徴があるそうです。

健常者が1とすると認知症の方では2倍以上転倒のリスクが高くなります。


通常、私たちは目から入ってきた視覚情報を脳が処理して、段差なら段差として認識します。
ところが、認知症の方は脳が視覚情報をうまく処理する事が出来ないので、段差を段差として認識が出来ないのです。
こんな理由から転倒が多くなるのだそうです。
階段も、階段として認識が出来ないので、そもそも、そのまま進んで行けば転落するという認識にはなりません。
2階部分であればそのまま転落という大事故になりますので、重傷を負って寝たきりになったり、最悪の場合命を落としてしまうという事になりかねません、

認知症と家

認知症の予防、また、認知症になってしまったとしても最初から危険が無い、または危険を取り除く事が出来る、あるいは認知症の進行を遅らせるための家のあるべき姿がとても重要になってきます。
転落転倒を防ぐために段差を作らない、階段であればベビーゲート的な安全対策が施せるような作りになっている。
体を動かすための運動や、社会的交流のために外出がしやすい環境と言うものもとても重要になってきます。

認知症の方は、例えば今までやっていた家事をやらせてもらえなかったり、人に役立つことのできない失望感、孤立感、病気の進行の恐怖など闇の中で生きています。

暗闇から解放させるためにも、障壁となるものを取り除き、出来る事をやってもらったり、交流したりすることで、活動量を増価させたり、孤立感を軽減させてあげることがとても大切なのです。

誰にでも優しい家づくりを

認知症の方は環境を大きく変える事は難しいとされています。
環境が変わる事で余計に認知症の進行を速めてしまう可能性が高まるからです。
実際、住宅改修を行っていた時も、そのあたりは常に考えて必要最小限の改修だけを行うようにしていました。
「そうなったら将来リフォームすればよいんだ」と考える方もいらっしゃいますが、認知症を持つご家族が生活をしながら工事を行う、ましてや、仮住まいなどというのは不可能に近いのが現実です。

もはや認知症と言うものは誰にでも発症する可能性があります。
若い方もいずれは高齢者になります。
だからこそ、これから行う家づくり、どんな人にでも優しい家であることがとても重要だと思いました。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。%

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