伐採現場見学会事前視察
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
今日は、来月5日に開催される八溝杉伐採現場見学会の現地視察に行ってきました。
伐採現場見学会は森と家を結ぶ会の秋のイベントで、SDGsに積極的に取り組んでいる斎藤個人、そして、斎藤建設にとってもとても重要なイベントです。
事前視察はイベントに参加いただく皆さまを皆さまを、安全にそして快適に参加して頂けるように、バスを降りてから現地までの道、実際に伐採する場所と皆様の見学場所との間で、安全距離が確保できているかなどを、実際に歩いて目で見て確認する為に行っています。
車を降りて現場の方を見た時の第一印象、とにかく斜面と道が急です。
植林、伐採のイベントを通してこれまで斎藤が体験した現場の中でも、おそらく最上級だと思います。
ただ、ご参加予定の皆様、安心してください。時間にはゆとりをもって進行しますので、大丈夫です。
それにしても、森林組合さんの方はすごいです。
いつも歩きなれているせいか、急な坂道でもスタスタ歩いて行かれます。
運動不足の斎藤はゼイゼイ言いながらやっとの思いでついていきました。
ご覧ください。この急な斜面を(笑)
と言っても、写真では急な斜面感が残念ながら伝わらないんですよね(汗)
この急な斜面で実際に伐採作業を行ったり、この後、環境整備をして植林をする山で働く方は本当にすごいと思います。
ここで頑張ってくださっている方たちがいらっしゃるので、私たちはこうして家づくりに地元の木を使う事が出来ているんですよね。
ところで、今日の下見では森林組合さんの方から心配なお話をお聞きしました。
心配な事の内容は、このエリアに日本鹿やエゾ鹿の生息エリアが変化している事です。
最近では街中でもメスが目撃されており、繁殖が確認されているそうです。
シカは植林した杉や桧の葉を食べてしまいます。
葉を食べられてしまった苗木は成長が出来ず、食害を受ける本数が大きくなると成林することが出来なくなってしまいます。
今日行った現場の杉の木は60年から70年経過した木です。
言い換えれば長年月を経てようやっと木材として使う事が出来るのです。
食害が起きて成林できなければ、60年、70年経過した時に使える木が少なくなってしまう、そんな事も想定されます。
シカの食害は日本各地に広がっており、生息地の変化や、頭数の増加が原因となっているそうです。
その原因は温暖化や人間の手による肺活による生態系の変化があげられます。
数が多くなっていることに対しては、「駆除すればよい」という意見もありますが、過去には駆除したり、乱獲したりと言った人間の手に因ることが、種の存続を脅かすようになってしまった事例も多数あります。
対症療法だけでなく、根本原因をしっかり調査してそれに対する対策も同時に行っておくことが肝心です。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり
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