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北側の景色を切り取る~性能は生活を豊かにするための一つ手段

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

先日、別荘の買取販売に向けた改修工事の相談案件があり、現地に行ってきました。
協力業者さんと中を見ながら目にしたのは、北側の窓から見えた那須の茶臼岳です。

(写真を撮影した時斎藤が移り込んでしまい見難くて申し訳ありません)
色々な業者さんと調査に行ったのですが、この景色を見つけた業者さん達、思わず声を出してしまう方がたくさんいらっしゃいました。

那須と言うこの地で建築という仕事をしていると、那須の山が家の中から見えるようにしたいというご要望を多く頂きます。
多くのエリアでは山は敷地から見て北側に見えます。
なので、山を見たいという要望を叶えるのであれば、北側の窓を大きくする必要があります。
単純に熱の損失という側面だけ見れば、北側の窓は日射熱の取得という観点から見れば、確実に熱を損失する部分になります。

熱の損失という観点からは、北側に大きな窓を設けるのは得策ではない、そう考えられています。
ただ、地元の工務店としては、「北側の景色を切り取りたい」という要望を叶えさせて頂くのも私たちの大切な仕事だと思うのです。

日射取得は外皮計算の時に算出される冷房期の日射熱取得率ηAC値、暖房期の日射熱取得率ηAH値で表されます。
当然夏は熱が欲しくないのでηACが1.0以下、冬は熱が欲しいのでηAHは2.0以上になるように、そして逆転しないようなことを注視して設計します。

しかし、室内取得熱量(※1)、自然温度差(※2)、暖房基準温度(※3)を求め、煖房度日そして年間の暖房に必要なエネルギー量を計算という流れを経ていけばす、北側に大きな窓を設けたとしても、増エネにならないための窓の性能、快適さを失わない外皮の性能をより明らかにすることが出来るようになるのです。

住宅の高性能化は目的でなく、生活を豊かにするための一つ手段である。
そんなアプローチが素敵な家づくりにつながるのだと思います。

※1室内取得熱量は、内部発生熱量(家電や人間)と日射熱の取得量の和で求められます。
※2室内取得熱量を家の総熱損失量で割ってあげると自然温度差(暖房しない場合の室温)を求めることができます。
※3暖房の設定温度から自然温度差を引くと求められます。設定温度までの何度上げればよいかを表しています。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。

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