今日も「ぽかぽか陽気」の素晴らしい天候のもとお客様との打ち合わせ~農転が絡むときには住宅ローンの種類に注意
いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。
今日はすごく暖かかったですね。
ぽかぽか陽気の気持ちの良い日にお客様との打ち合わせをさせて頂きました。
気候がだんだんと暖かく春っぽくなっていくのはとても嬉しいことなのですが、花粉症持ちの人には症状が出始まる季節です。
朝はまだ良かったのですが、お客様との打ち合わせが完了し、お見送りのために外に出ると、途端に、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水に襲われました(>_<)
斎藤家は全員花粉症なのですが、今週末は全員反応し始めてしまいました。風の香りもどんどん春っぽくなって好きなのですが、花粉症だけは本当に嫌です。
今日も打ち合わせも、主には住宅ローンの事前審査に関する事でした。
実は農転が絡むとき、住宅ローンの種類が重要になることがあることを皆さんはご存じでしたでしょうか?
農地に家を建てようとすると気には、敷地の管轄の農業委員会に農地転用(農転)の申請をして転用許可証を頂く必要があります。
その農転の申請をする際には、農転することに対して相応の理由があることが必要です。主に食料を生産している大切な農地を守るという発想からですね。
今回の事例では家を「建てる」という目的で農転の申請をするわけでえすが、その計画を遂行するための必要な資金を証明する必要があります。
以前は資金の証明は必要ない時代もあったようですが、農転を申請しても計画を履行しないケースが増えたため、現実はこのような措置になっています。
「もちろん現金一括で」という方は預金の残高などで証明すれば問題にはなりません。
一般的には「現金一括」という方は現実的にはいらっしゃいませんので、現実的には住宅ローンでという事になります。
農転が絡む場合、この場合住宅ローンの種類が問題になることがあります。
農転の申請をするタイミグでは、住宅ローンの審査結果を資金の証明として提出が求められます。
住宅ローンの審査結果と言っても事前審査と本審査の2つがあります。
以前にこのようなケースがありました。
このケースではフラット35の融資を受ける計画だったのですが、取扱金融機関の方から本審査申請の時には農転の許可証が必要との条件が付いていました。
そこで、事前審査の承認という結果で農転の申請を所轄の農業委員会に提出したのですが、フラット35の事前審査の承認では農転の申請は受け付けられないという事でした。
こうなってしまうと八方ふさがりになってしまいます。
結論から言うと、この農業委員会ではフラット35の事前審査の承認は、農転の際の資金の証明として取り扱わないというものでした。
なぜそうなったかというと、フラット35の事前審査の承認で農転の申請を受け付けていたところ、本審査で審査が通らないというケースが多く発生したという事が理由になっているという事でした。
確かに、以前は取扱金融機関によっては返済負担率だけで審査し、信用情報の照会をせずに承認を出していましたので、信用情報を照会する本審査で否決されるという事は確かにありました。
ネット系銀行のオンラインで審査できると謳っているものは、返済負担率だけで審査し、信用情報の照会をせずに審査結果を通知しているものもあります。このような住宅ローンは農転が絡むケースでは、拒否されるケースもありますので十分注意が必要です。
農業委員会には栃木県だったら足利銀行や栃木銀行、信用金庫などの伝統的な金融機関の方がウケは良いようですが、いずれにしても、農転が絡む場合にはご自分が利用しようとしている住宅ローンの条件、所轄の農業委員会の方針を事前に確認することが大切ですね。
このブログを書いた人
斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
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