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私たちのSWBFカーボンニュートラル宣言

いつもご覧いただきありがとうございます。地元の材料を使って快適で省エネな家づくりをしている那須塩原の工務店、斎藤建設の斎藤です。

昨日は、全国のSW工務店が一堂に会す、年に一度の全国SW会年次大会が開催されました。
一堂に会すといっても、実際はオンラインでの開催となりました。
コロナ前の一昨年2019年までは、東京や横浜で500を超える工務店がリアルに一堂に会していました。
ところが2019年のイベントは、斎藤は寝不足で体調不良になり、欠席となってしまったので実際には3年以上全国の仲間にお会いできていないことになります(寂しい・・・)
昨日の全国SW会年次大会では、河野大臣のタスクフォースでも活躍されている東京大学の前先生、そして、建設業界のご意見番、新建新聞社の三浦社長のご講演がありました。

ところで昨日の全国SW会年次大会では、とても需要な事が発表されました 。SWBFカーボンニュートラル宣言です。
SWBFカーボンニュートラル宣言とは、私たちSW会会員(SWBF)が作る家は、2030年つまり9年後には、全棟HEAT20のG2グレード以上の断熱性能、パッシブ設計、ZEH、そしてC(気密性能)を実現するという事です。

(※SWBF uper all uilders amily スーパーウォールビルダーズファミリー)

日本は菅総理大臣が表明した通り、2050年にはゼロカーボン社会を目指していますが、その目標を実現するためには「やれることをやる」のではなく、目標に向かって「やるべきことをやる」事がとても重要になってきます。
2050年にゼロカーボンを実現するためには、2030年の時点で質の高い家のストックをある程度形成しておかなくてはなりません。
そのためには、こういった取り組みはスピードをあげて行動していかなくてはなりません。だから私たち全国SW会は今回、SWBFカーボンニュートラル宣言をさせていただいたのです。

ではなぜ「パッシブZEH G2 + C」が必要なのでしょうか。
昨日の前先生のご講演にもありましたが、最近はエアコンは連続運転した方が省エネであるという事がテレビでも特集されていますが、実はエアコンの連続運転(連続空調)はHEAT20 G1クラスの断熱性能では、国の基準で定められている省エネ基準(断熱等級4)の性能の家で間欠空調(つけたり消したりする冷暖房の事)よりも増エネになる事が分かってきました。

ちなみに那須塩原市(旧黒磯)の国の基準はUA=0.75w/(㎡・k)、HEAT20 G1の基準がUA=0.46w/(㎡・k)という事でHEAT20 G1の方が断熱性能は上です。
健康、快適という観点からは連続空調はとても重要な要素です。ですが、連続空調をするとHEAT20 G1クラスの断熱性能の家では、快適にはなりますが、国の基準の等級4で間欠空調をした家よりも使うエネルギーが増えてしまう、つまり、増エネになってしまうのです。
等級4で連続空調をやったらエライことになります。

では、快適な連続空調をしても増エネにならないためにはどうしたらよいのでしょうか。

その方法が断熱性能をHEAT20 G2クラスにレベルアップさせることです。
HEAT20 G2クラスの断熱性能の家では、連続空調を行っても国の基準の等級4で間欠空調をした家と同じエネルギーの使用量になるのです。
HEAT20 G2に断熱グレードを向上させる場合、コストアップを心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、試算してみるとその心配はあまりありません。
昨日の前先生の試算結果を引用させて頂くと、国の基準の等級4からHEAT20 G2に断熱グレードをアップさせてた場合、初期コストが70万円だったとします。
等級4での連続空調における年間の暖冷房費が12万円/年、HEAT20 G2での連続空調における年間の暖冷房費が5万円/年だとすると、HEAT20 G2にすることにより年間7万円節約出来ることになります。
そうすればコストアップ分は10年で回収できる計算になります。
その後25年で住宅ローンの支払いは完了しますが。暖冷房費だけはその家に住んでいる限りずっと発生するものなので、その差は、相当に大きくなるはずです。

HEAT20 G2よりもさらに踏み込めば、HEAT20 G2+αの断熱性能、太陽に素直な設計であるパッシブ設計を取り入れ、ZEHとすることで、連続空調をしてもより一層の省エネになる、脱炭素社会にふさわしい家づくりができるのです。

最後にSW会って何ぞやというお話をさせて頂きます。
SW会はSWBF(Super Wall Builders Familyスーパーウォールビルダーズファミリー)とも言われており、SW工法を通じて集まった工務店で組織されています。
北は北海道から南は九州まで500を超える工務店さんと一緒に活動しています。
ひとつひとつの会社は小さいですが、個性的な色んなノウハウを持った会社が集まっているので、実は大きな会社にも負けないくらいの組織なんです。
一つの会社か?と思うほどの組織文化が出来上がっており、その中で皆で学びあい切磋琢磨しています。
これからも私たちSWBFにどうぞご期待 下さい。

SWBFカーボンニュートラル宣言、性能向上委員の斎藤の血が騒がないはずがありません。
皆様の健康快適、脱炭素社会に少しでも寄与できるように、しっかり取り組んで2030年、「パッシブZEH G2 + C」100%達成を目指したいと思います。

このブログを書いた人
 斎藤賢一
家族…………..妻、娘(小学生)、息子(小学生)、猫、金魚、サワガニ、熱帯魚、エビ
楽しいもの…キャンプ道具(ランタン、バーナー・ストーブ、クッカー、グリル)、キャンプ道具で調理すること
………………….自転車(クロスバイク)、子供とディズニーリゾートに行くこと、ヴァイオリン(一応演奏します)
特技……………初めて会った猫に「シャー」と言われない。お子さんと仲良くなれる。
仕事……………斎藤建設の社長・家づくり
資格……………環境省うちエコ診断士・暮らし省エネマイスター・エネルギーエージェント・気密測定技能士・木構造マイスター準1級・2級建築士・福祉住環境コーディネーター2級・第1種情報処理技術者
メディア…….NHKおはよう日本 、栃木よみうり 

小さなエネルギーで豊かな暮らしを~普段の生活を一番の幸せに

私たちは、高気密・高断熱とパッシブデザインを活かして、少ないエネルギーで1年中快適に暮らせる家づくりを行っている栃木県那須塩原市の工務店です。
注文住宅の施工エリア:栃木県北部・那須塩原市・那須町・大田原市・矢板市・塩谷町・那珂川町・さくら市・高根沢町
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那須塩原や那須での家づくり、田舎暮らし、里帰り、移住、二拠点生活を応援しています。

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